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NFX PRO:6月末出荷開始のお知らせ

当初の予定を若干修正し、7フィートのロングディスタンス&ジャンクフィッシングモデル含め、今回リリースしますNFX PRO全5モデルを今月末より出荷開始することをお知らせ致します。

早ければ今月の最終週の週末(6/27 & 28)には店頭にてご覧頂けるようになるかと思います。

ショートディスタンス・タイニークランク:C66L
ショートディスタンス・シャロークランク:C66ML
ショートディスタンス・ミッド&ファットクランク:C66M
ロングディスタンス&ジャンク:C70M
ロングディスタンス&ジャンク:C70MH
NFX PRO:6月末出荷開始のお知らせ_a0183304_19522491.jpg


by bluepeaks | 2020-06-17 19:57 | NFX PRO

NFX PRO #2:ロングディスタンスクランキングロッド

昨日のショートディスタンスモデルに加え、同時期にリリースするのが遠投性と汎用性を重視した7フィートのロングディスタンスクランキング2モデルです。

ロングディスタンス&ジャンク:C70M
ロングディスタンス&ジャンク:C70MH
NFX PRO #2:ロングディスタンスクランキングロッド_a0183304_10232687.jpg
ブランクマテリアルはショートディスタンスモデルと同じく低弾性カーボンLMX-SM(仮称)です。ゆったりとしたキャスト動作であっても確実にブランクが深く曲がり込みますので、力強くルアーを弾き出してくれます。この湧き出る様なパワーは、250psiという超高圧でカーボンシートを巻き上げているが故の、ノースフォークコンポジット独特のキャストフィールと言えます。

アクションはモデレイトファーストアクション。ルアーのウェイトをブランク全体に乗せやすく、しかも、リリースポイントに多少のブレがあってもロッドがオートマチックに修正してくれるような錯覚さえ覚える、コントロール領域の広いロッドに仕上がっています。フィールドに出た最初の1投目からとにかく投げやすい、と感じて頂けるかと思います。

先日紹介したショートディスタンスモデルと同様、構造は、ワンピースのブランクに対して、ガイドやグリップ、リールシートなどのコンポーネントを取り付けるブランクスルー。NFX PROでは、今回提供を開始するクランキングモデルのみならず、今後リリースする全てのモデルをブランクスルーでビルドします。

グリップはシェイプをかけたオリジナルEVA。従来のモデルに共通していた強いリストの返しが求められる短めのグリップをNFX PROでは改め、より小さな力でもロッドを曲げやすいよう、7フィートモデルではグリップ長を260mmとしました。
NFX PRO #2:ロングディスタンスクランキングロッド_a0183304_10241002.png
ガイドは、富士工業製のライトワイヤーステンレスフレームSiCリングのKガイドを採用。これもショートディスタンスモデルと同じく、ティップからベリーにかけてはシングルフット、ベリーからバットにかけてはダブルフットを採用しています。
NFX PRO #2:ロングディスタンスクランキングロッド_a0183304_10240417.png
リールシートは、より小さく握り込める富士工業製のリールシートECS16サイズ。スレッドは同じくターコイズブルーです。
NFX PRO #2:ロングディスタンスクランキングロッド_a0183304_10310889.png
以下の通り、ロングディスタンスにはモデル名として「クランキング」に合わせ「ジャンク」を加えています。

ロングディスタンス&ジャンク:C70M
ロングディスタンス&ジャンク:C70MH

これこそがこのロッドの汎用性の高さを象徴するもので、ここで言う「ジャンク」とは、1本の竿で、巻物でも、ワームでも、何でもやってしまう、その場、その場の状況次第で臨機応変にアジャストする釣り、アメリカで言う「ジャンク・フィッシング」のことです。

例えば、初めていくフィールドで何を用意したら良いかわからない時や、
1ヶ月以上釣りから離れ、今、何がどうなっているのかわからない時など、

何処であれ、使うルアーが何であれ、とにかくこの竿さえ持っていけば何とかなる、

そんな懐の深さを持ち合わせたロッドであるため、敢えて「ジャンク」と命名した次第です。

C70Mも、C70MHも、絶妙なパワーとアクションのバランスに仕上がっていますので、是非ともそのキャストフィールを堪能頂ければと思います。


ロングディスタンス&ジャンク:C70M

推奨ルアー:ミッドレンジクランク、リップレスクランク、スピナーベイト、チャターベイト、スイミングジグ、スイムベイト
パワー:M
アクション:モデレイトファースト
全長:7'
ライン:16 lb.
ルアー:5/8 o/z.
マテリアル:LMX-SM(仮称:低弾性カーボン)
グリップ長:260mm
質量:118g
価格:38,000円(税別)

ロングディスタンス&ジャンク:C70MH

推奨ルアー:ミッドレンジ・ファット・ディープクランク、リップレスクランク、スピナーベイト、チャターベイト、スイミングジグ、スイムベイト
パワー:MH
アクション:モデレイトファースト
全長:7'
ライン:20 lb.
ルアー:3/4 o/z.
マテリアル:LMX-SM(仮称:低弾性カーボン)
グリップ長:260mm
質量:126g
価格:38,000円(税別)


by bluepeaks | 2020-06-13 10:48 | NFX PRO

NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド

世界に先駆けいち早くカーボンロッドの製法を確立し、数多くの名作を生み出してきたグラファイトロッドの父、ゲイリールーミス

そのゲイリーが今もなおアメリカ合衆国ワシントン州ウッドランドの街でプライドを持って作り続けているメイド・イン・USAの良質なブランクを使って、年を追うごとにタフさを増している日本のフィールドの中で、より大きな魚を、より多くキャッチしたいと願うアングラーに向けリリースするスペシャリティロッド、それがNFX PROです。

NFXが汎用性を重視したデザインであったのに対して、NFX PROは特化型です。
NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド_a0183304_11110897.jpg
万能ではないものの、ある特定のシチューションにおいて、他を圧倒する、ここにシリーズとしてのゴールを置いています。

その第一弾として近日提供を開始するのが以下のクランキングロッド5モデルになります。

ショートディスタンス・タイニークランク:C66L
ショートディスタンス・シャロークランク:C66ML
ショートディスタンス・ミッド&ファットクランク:C66M

ロングディスタンス&ジャンク:C70M
ロングディスタンス&ジャンク:C70MH

上記5モデルは、いずれもJカスタム2.1をベースに、ルアーウェイト別、狙う距離別にリファインしたものです。

今回は、このうちショートディスタンス3モデルにつき、紹介したいと思います。

ショートディスタンス・タイニークランク:C66L
ショートディスタンス・シャロークランク:C66ML
ショートディスタンス・ミッド&ファットクランク:C66M
NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド_a0183304_11222526.jpeg
ショートディスタンスモデルは、その名の通りピンの中のピンを通すためのショートディスタンスクランキングスペシャルです。リザーバーやマッディフラットレイク、野池など、比較的小規模なフィールドで、カバーの際ギリギリを精度の高いショートキャストで狙う釣りを想定したロッドです。

このデザインゴールは明確です。

とにかくキャストがしやすいこと

ただし、キャストと言ってもルアーを落とす位置だけの問題ではありません。時として警戒感を与えないためのソフトランディングであり、時として敢えて魚を呼ぶためのハードランディングもあり、着水のコントロールまでを含めたトータルな意味でのキャストを想定しています。

こうした釣りを指向するアングラーに対して、ロッドに出来ることとは、「想定ウェイト内のルアーを可能な限り投げやすくしてあげること」こう考えています。この目的を果たすため、マテリアルには、ゆったりとした動作であっても確実に深く曲がり込み、そして、ゆっくりと、しかし、トルクフルに戻る新しくなった低弾性カーボンLMX-SM(仮称)を採用しました。この素材を250psiという業界標準の4倍にせまる高圧で巻き、素材そのものが本来持ち合わせている粘りを引き出しています。

ロッドレンクスは、取り回しと操作性、振り抜け感の向上を狙い6フィート6インチとしました。Jカスタム2.1で提供していたTCR(テクニカルクランキングロッド)が6フィート10インチであったのに対して、NFX PROでは4インチ短い6’6"を選択。6フィート6インチという長さは、今回使用する素材、パワー、アクションの組み合わせの中では、クランキングロッドとして取り得る選択肢のうち、最も短いものと考えています。

というのもクランキングロッドである以上、ティップ付近には必ず十分な「戻りシロ」が求められるからです。

戻りシロとは、つまり、障害物にルアーがあった時やバスがバイトしてきた時など、一定レベルまでの負荷であればティップが反応しない、吸収し続ける、言ってみれ遊びみたいなものです。この遊びがないとティップは直ちに元の位置に戻ろうとするため、いわゆる「弾く」という現象が起こります。この遊びが求められるからこそ、あらゆるメーカーがスペシャリティロッドとしてクランキングロッドを商品化しているのです。

話を元に戻すと、戻りシロは、使用する素材、巻き方、パワー、アクションによって決まるものです。今回採用したブランクの場合、6フィート6インチあれば、十分な戻りシロが確保出来、且つ、取り回しも良く、操作性も良く、振り抜け感も良く、さらには、ランディング時においても魚との間に十分な溜めを作ることが出来る、と結論付け、6フィート6インチという長さを選択しました。

ただし、全長を短くするとキャスタビリティに大きく貢献するはずのロッドとしてのしなやかさが損なわれますので、ロッド全体でしなやかさを出せるよう、構造をブランクスルーとしました。この恩恵は大きく、例えば、タイニークランク用にデザインしたC66Lでは、先鋭化した最新のベイトフィネスリールがなくとも、1/4オンス未満の軽量クランクであっても高度にコントロールすることが可能です。

アクションは、ルアーのウェイトがよりブランク全体に分散しやすく、且つ、リリースポイントに多少のブレがあっても、それをロッドが吸収してくれるコントロール域の広いモデレイトファーストアクションとしました。
NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド_a0183304_11222578.jpeg
グリップには、シェイプをかけたオリジナルEVAを採用し、より小さな力でもロッドを曲げやすくするため、既存のモデルよりも若干長めの240mmとしました。ガイドは、富士工業製のライトワイヤーステンレスフレームSiCリングのKガイドを採用。ティップからベリーにかけてはシングルフット、ベリーからバットにかけてはダブルフットとしています。リールシートには、リールのフットとブランクの間の物理的な距離が最も近く、より小さく握り込める富士工業製のリールシートECS16サイズを採用。スレッドはローカーボンフィニッシュとの組み合わせが美しいターコイズブルーとしました(6/25修正:「ブラックシャインフィニッシュ」を削除)
NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド_a0183304_11222471.jpeg
出荷開始は本日現在、6月末を予定しています。


クランキングジャンキーに、また、巻きの釣りをより一層進化させたいアングラーに是非使って頂きたいロッドです。
NFX PRO #1:ショートディスタンスクランキングロッド_a0183304_11105533.jpg
ショートディスタンス・タイニークランク:C66L

推奨ルアー:タイニークランク、フラットサイド、シャッド、スモールミノー、スパイベイト
パワー:L
アクション:モデレイトファースト
全長:6'6"
ライン:10 lb.
ルアー:1/4 o/z.
マテリアル:LMX-SM(仮称:低弾性カーボン)
グリップ長:240mm
質量:123g
価格:38,000円(税別)

ショートディスタンス・シャロークランク:C66ML

推奨ルアー:シャロークランク、ウェイクベイト、ミッドレンジクランク、ミノー
パワー: ML
アクション:モデレイトファースト
全長:6'6"
ライン:12 lb.
ルアー:3/8 o/z.
マテリアル:LMX-SM(仮称:低弾性カーボン)
グリップ長:240mm
質量:125g
価格:38,000円(税別)

ショートディスタンス・ミッド&ファットクランク:C66M

推奨ルアー:ミッドレンジクランク、ファットクランク、リップレスクランク、ミノー
パワー: M
アクション:モデレイトファースト
全長:6'6"
ライン:14 lb.
ルアー:1/2 o/z.
マテリアル:LMX-SM(仮称:低弾性カーボン)
グリップ長:240mm
質量:127g
価格:38,000円(税別)


by bluepeaks | 2020-06-12 11:29 | NFX PRO

生産再開しました!NFX

質実剛健で、ハイコスパフォーマンスなバスロッドNFX

未だかつてないレベルで長きに渡って欠品中であったNFXですが、先だって漸くブランクが入荷し、消費税ストームが通り過ぎた本日より生産に着手したことをお知らせ致します。

既に何回か取り上げてきた通り、今年は、対中追加関税を背景に、ノースフォークコンポジット社に注文が殺到した関係で、春から全くと言っていいほど注文したブランクが入荷せず

なが〜い、なが〜い待ち行列の末に、ここに来て漸く順番が回ってきた模様で、先日のスイムベイトブランクに続き、NFX用のブランクもやっと入荷しました。そして、現在、全ての生産能力をNFXに向け、現在、進行中です。

生産再開しました!NFX_a0183304_16212652.jpeg

因みに生産を予定しているのはNFXファミリーの全て

NFX S66ML
NFX S70MH
NFX C66M
NFX C66MH
NFX C70M
NFX C70MH
NFX C70H

モデルにより仕上がり時期が異なりますので、詳細についてはお知らせ出来る段階になりましたら追って告知するつもりですが、早ければ一部については11月初旬から出荷可能となる見込みです。

長い間、お待ち頂きまして、誠にありがとうございました。あともう少しだけ時間を下さい。


by bluepeaks | 2019-10-01 16:44 | NFX

リミテッドリリースモード:JC2.1 TCR/PCR

ゲイリールーミスが作り出す良質のアメリカンブランクを、日本の釣りに最適化させる!

このコンセプトのもと2012年より提供してきましたオリジナルバスロッドJapan Custom 2.Xですが、当製品を構成する主要部品の販売中止に伴い、提供形態を、従来までの見込み生産方式から、部品在庫数に応じて、都度注文をお受けする受注生産方式(リミテッドリリースモード)へとモデル単位で切り替えさせて頂きたく、ここにお知らせしております。

この第一弾となるモデルは以下となります。
リミテッドリリースモード:JC2.1 TCR/PCR_a0183304_16384720.jpg
TCR610L
TCR610ML
TCR610M
PCR71MH
PCR71MH Extra Power

今後は、部品状況に応じて、順次リミテッドリリースモードへと移行させて頂きますので、ご承知置き下さい。


by bluepeaks | 2019-09-11 16:45 | Jカスタム

コッシー的ロッドの選び方(その4)

ということで、グリップを延長したUTR68Hがコンパクトフロッグ用のロッドとして落ち着いたので、フルサイズフロッグ用ロッドについては、当然の成り行きとしてパワーを上げたUTR68XHで行こう!ということになり、前回同様、UTR68XHをカスタムしてみたのですが、コレがなんと思った程スキップが伸びないという結果に・・・背負うルアーが重くなった分、ロッドに掛かる負荷も上がって、曲がり込みも深くなり、ルアーを弾き出す初速も上がっているはず・・・

なんですが、テストでは、多少の伸びが感じられる程度で、今まで使ってきた改造ロッドと大きな差がないという結果に
コッシー的ロッドの選び方(その4)_a0183304_17084377.jpg
原因としては、いくつか考えられますが、一番大きいのはアクションだと思っています。HからXHに変えたことによって、より厚巻きになった分、初期曲がりのポイントがより手前に、つまり、バット側に移行し(一般論でなく、このモデルがそういう設計なので)、竿全体に負荷が分散するようになり、さらに、巻きによって重くなったため、負荷がかかってから元の状態に戻るまでの時間、つまり、竿としてのレスポンスが遅くなった、と考えています(つまり、Hに比べてXHの方が「スロー」ということ)。

もちろん、キャスティング動作を調整すれば修正出来ると思います(少なくともコッシーには出来ます)。しかし、目的は、動作を変えることなく、道具の力でスキップの距離を伸ばすことなので、このアプローチの方向性は違うな、と。同じ素材でパワーを上げても結果が得られなかったので、次に試したのが素材の変更。当初は扱い易さから中弾性素材をベースに考えてきたのですが、

スキップの距離を伸ばすためには、初速を上げる必要がある

初速を上げるためにはティップのリカバリースピードを上げる必要がある

と、ここまで要件が整理出来たので、より早いティップの戻りが期待出来る高弾性カーボンHMを試してみることに。ちょうどその頃、今春リリースする予定だった高弾性カーボンロッドZFXの試作を行なっていたので、手元にあったサンプルから適当なものを選んで渡してみたところ、コレが見事にハマるという。設計上のパワーは6パワーでUTR68Hとほぼ同じなのですが、軽くて硬い分、より早く戻るという高弾性素材ならではの特性が見事にハマり、スキップの距離がかつてなく伸びました。

さらに嬉しい副産物はフッキング率がアップしたこと。高弾性カーボンというと硬くて、脆くて、バイトを「弾く」と思われがちですが、フロッグに関して言えば、ルアーとアングラーの間には常に一定のラインスラックがあるため、常にラインを張った状態のリトリーブ系の釣りに見られるような「弾き」の問題はなく、むしろそれよりもスラックを利用してバスを反転させておいてから、クイックに反応するティップでシャープなフッキングを決めた方がずっと乗る、とはコッシー談。そんなコッシーが昨年12月8日に高弾性モデルのテストでランディングした貴重なウィンターフロッグフィッシュ
コッシー的ロッドの選び方(その4)_a0183304_17084204.jpg
コッシー的ロッドの選び方(その4)_a0183304_17084311.jpg
以下はコッシーからもらったインプレッション

バックハンドでのスキップ距離が伸びた
バックだけじゃなく全体的にキャストの距離が伸びた
キャストの精度が上がった
フッキング率が上がった
そして、さらに釣りが楽しくなった

そんなこんなで一般的にはジグとかワームとか、底物系、打撃系に使用されることが多い高弾性カーボンのブランク、それもファーストアクションで、ミディアムヘビーからヘビークラスのブランクが9年がかりのフロッグロッド探しの答えとなった訳でした。
コッシー的ロッドの選び方(その4)_a0183304_17084316.jpg


コッシー的ロッドの選び方(その4)_a0183304_17084358.jpg
釣りってこれという答えのない、非常にパーソナルな遊びだと思うので、全ての人にとって参考になるとは考えていませんが、今回のフロッグのように、一つの釣りを探求していく中で、道具の選択によってアプローチの質を変えることが出来、結果、今まで以上の釣果を得ることも出来る訳です。そんな釣りをさらに楽しむための一例として今回はコッシーによるフロッグロッドのカスタム日記を紹介させて頂きました。

今後の参考として頂ければ幸いです。



by bluepeaks | 2019-07-11 17:12 | カスタムロッド

コッシー的ロッドの選び方(その3)

ということでフルサイズフロッグのバックハンドの件は一旦おいといて、コンパクトフロッグ用のロッド作りに着手したコッシー。試し投げのために訪れた牛久沼から「投げ感もバッチリだし、スパスパ入って超気持ちイイ、ルアーが伸びる〜」と電話が掛かってきたところまでは良かったのですが、その数時間後、起きたプチ事件というのがコレ
コッシー的ロッドの選び方(その3)_a0183304_17120478.jpg
不慮の事故で折れるという・・・

ガーーーン

ロッドメーカー的には折れ竿の写真は、理由が何であれ、まぁまぁネガティブなインパクト盛り盛りなんですが、完成直後の試し投げで折ってしまうという、コレが何ともコッシーらしいエピソードなので、リアルコッシーワールドに近づくためにも公開。でも、どうせなので、公開序でに見て頂きたいのは、ブランクの破断面。その厚みからとてもしっかりと巻かれていることが見て取れると思います。こういう風に厚く巻かれた竿の方がフロッグのような静から動に一気に転じる釣りには向いている、と思っています。

念のために記載しておきますが、本件、製造上の責任にはまーったく該当せず、本人も納得の上、免責で交換対応し、作り直し、と相成ったのでした。因みに、この事件以降は一本も折れていませんので、ご安心を。ただ、以降、コッシーから電話が掛かってくる度に心臓がキューッと縮むようになりました・・・orz

ということで、UTR68Hに260mmのグリップを付けたものがコンパクトフロッグ用のロッドに落ち着いた訳ですが、じゃあ、本来の目的であるフルサイズフロッグのロッドはどうするか?UTR68Hが答えになったのだから一番手上のUTR68XHでいいだろう、と考えるかと思います。はい、僕もコッシーも最初はそう思ってました。でも、答えはそうじゃなかった

ということで、つづく


by bluepeaks | 2019-07-09 16:46 | カスタムロッド

コッシー的ロッドの選び方(その2)

ということで「フルサイズのフロッグをバックハンドで投げた時、スキップがイマイチ伸びない」という、言い換えれば「もっと奥に入れられれば、もっと釣れるのに」という、釣り人としては至極真っ当な動機からスタートしたコッシープロジェクト(話の流れがわからない人は前回のエントリーから)

でもこの時、フルサイズのバックハンドとは別に、コッシー的には他にも物足りなさを感じていたものがあって、それがコンパクトフロッグ用の竿。フルサイズ用に改造しまくったコッシースペシャルで投げようと思えば投げられる。でも、やっぱりロッドが強過ぎて、曲がり込まない分、右に出たり、左に出たり安定しない。なので、スキップの距離を伸ばす以上に、そもそもスキップすらことにすら無理があったり。そこで、市販されているロッドをいくつか試してみたけど、これまたコッシー的には強過ぎたり、弱過ぎたり、或いは、曲がる支点が前過ぎたり、後ろ過ぎたりしてイマイチしっくり来ない(実はNFXのC66MHもお買い上げ頂きましたが、落選。まぁもともとソフトベイト用に作ったロッドだし)。なので、手元にあるフルサイズ用はひとまず置いといて、まずはコンパクト用の竿から、ということに(ここまで来るのにだいたい3年から4年くらい?)

で、そのコンパクトフロッグ用ロッドの叩き台となったのがUTR68H。これはもう痴虫が沼海馬用として愛用しているロッドで、常に複数本船に乗せるほどの溺愛っぷり。そんな痴虫のUTR68Hを実際にフィールドで使ったこともあったし、友人でもある前ノースフォークのテスターSさんがUTR68Hをフロッグロッドとして愛用していたことも知ってたので、まずはUTR68Hからスタートしてみようと
コッシー的ロッドの選び方(その2)_a0183304_17153728.jpg
ここでコッシーの体格とキャスティングの特徴について

身長は180センチ超。まぁまぁ普通に街を歩いていても大きい方です。で、体だけじゃなく手も大きくて、リストも強い。このリストの強さは剣道仕込みだそうで、この強いリストを使ったコンパクトで振りの早いキャストがコッシーの特徴。百聞は一見にしかずなので、コッシーが登場してるテッケルさんの動画を拝借(ただし、ロッドは製作途中であったため、一部だけです)


そんなコッシーにとって、UTR68のグリップ220mmはさすがに短かい。そこで、PFR71で使っている260mmのグリップに変えたい、ということになり「じゃあ、いい機会なので、自分でやってみます」とスタートしたのがコッシーカスタムの始まり。因みにUTR68Hのブランクは6パワー、アクションは国産ロッドに比べたらかなりマイルドな部類のファースト(個人的にはモデレイト・ファーストと言ってもイイくらい)、マックスルアーウェイトは1オンス。丁度、痴虫の沼海馬が26gなので、まさに沼海馬がど真ん中。なので、普通のスイングスピードの人なら前ノースフォークテスターさんのようにフルサイズのフロッグであってもUTR68Hでまぁまぁ事足りるはずですが、そこはスイングの早いコッシー。あくまでもUTR68Hベースのカスタムロッドはコンパクトフロッグ用ということで、UTR68H改がデビュー。正確には測ったことがないけど、グリップが40mm伸びているので、ロッド長はきっと6'10"くらいだと思います

で、最初の釣行日に「投げ感もバッチリだし、スパスパ入って超気持ちイイ、ルアーが伸びる」と牛久沼から早速電話が掛かってきて、第一ステップ終了!と思いきや、その数時間後にプチ事件発生

ということで、次回につづく


by bluepeaks | 2019-07-08 17:06 | カスタムロッド

コッシー的ロッドの選び方(その1)

ハードベイトだけで関東のタフレイクに臨む、ある意味ドSであり、またドMでもあるトーナメント、H1グランプリの牛久沼戦(2019/6/30)でノースフォークコンポジットユーザである越川さん(以下「コッシー」)が優勝しました
コッシー的ロッドの選び方(その1)_a0183304_14570644.jpg
*写真はコッシーのFacebookから本人の許可を得て使用

コッシーのことを知らない人のために簡単に紹介すると、コッシーの本業はサラリーマン、職種的には営業、業界的はIT系。なので、多くの皆さんと同じサンデーアングラーです。そんなコッシーですが、ある日突然、何の理由もなくいきなりノースフォークコンポジットのユーザーになってくれた訳じゃなくて、かれこれ7年以上、あーでもない、こーでもないの試行錯誤を繰り返す中、結果としてユーザーさんになってくれた一人。別にお付き合いのあるチーム痴虫の一員だからと、流れからスポンサードありきでスタートした訳じゃなくて、コッシーがコッシー自身の釣りを追求する中でユーザーになってくれた貴重な釣り人の一人(コッシーは痴虫のルアーのテストも担っていて、飲みに行ったり、イベント会場で会ったりするとおしゃべりしたりする仲だけど、ブランク(ロッド)に関しては今日までフツーにお買い上げ頂いてたユーザーさんの一人)。今回は、きっと多くの皆さんの参考になるであろう今日までのコッシーのロッドとの向き合い方について紹介したいと思います


コッシー的ロッドの選び方(その1)_a0183304_14571229.jpg
コッシーに初めて会ったのはたしか2011年(まぁまぁテキトー)。H1の打ち合わせかだったのか、何かの後片付けの後だったのか、それとも何かの打ち合わせだったのか、開発クランクの開発学さんの紹介で、H1のトーナメントディレクターである鈴木美津雄さんとコッシーと食事をしたのがキッカケ。その時、コッシーから「フロッグ用の竿を探しているんだけど、なかなかコレと思えるものに出会えなくて・・・」と聞いたことがはじまり

今でこそフロッグ用の竿と言えば、6フィート6インチ前後のミディアムヘビーからヘビーパワーのロッド、とされているけれど、当時はフッキング率の低さと、ベジテーション周りで使うことが多いことからやたらと硬いこん棒のようなエクストラヘビーパワーのロッドが良いかも、とされていた時代。いち早くフロッグの釣りをトーナメントに持ち込んだB.A.S.S.ツアープロのディーン・ロハスがクオンタムからティップがキュッと入るエクストラファーストアクションで、ミディアムヘビーパワーのロッドを出していたことも影響してか、何となく今までの竿とは違う、ラディカルな調子のロッドが良い、と思われていた時代。まぁ要するにみんながフロッグロッドのあるべき姿を模索していた時代(今では考えられないですが、当時は9パワーのブランクがホント良く売れていました)

でも、その後、フロッグの釣りが一般化していくに従い「そこまでガチガチの竿は必要ないよね」ってことに皆が気付き出して、今、市場にあるようなファーストからモデレイトファーストアクションの、ミディアムヘビーからヘビーパワーの、至ってフツーのロッドに落ち着いてきたと言うのが自分の解釈。実際、フロッグロッドと称して製品化されている竿で、普通にハードベイトだって使えるし、スピナーベイトだって、チャターベイトだって、ジグだって使える訳です。と言うか、むしろパワーがある分、フツーのミディアムヘビーとして売られているロッドよりもずっと使い易い、と個人的には思っています。でも、実は、ここがポイントだと思っていて、ミディアムヘビーパワーだったら何でもいいか?と言うとそんなことはなくて、テーパーでアクションを出しているような薄巻きのミディアムヘビーパワーのロッドではなくて、中弾性素材をしっかりと巻いたカッティングパターンでアクションを出している肉厚のミディアムヘビーパワーのロッドの方が向いている、と思っています。理由は嗜好の問題じゃなくて、ロッドとして無理が効くから

フロッグの釣りってとても極端な釣り。基本的には常にスラックを出していて、スラックを操作する釣り。だから、フロッグを動かしている限り、ロッドに負荷は掛かっていない。しかし、一度バイトがあると、フッキングによって一気に最大負荷へと移行。スラックを巻き取ってからフッキング・・・なんて時間もない訳で、しかも、使っているラインはほぼ100%全く伸びないPEライン。ルアーとロッドの間には、一切、サスペンションとして働くものがなくて、距離も超近い。なので、これでもかっ!って言うくらい、ロッド的には負荷のかかる釣り。が故に、何かと無理が効くしっかりとしたロッドである必要がある訳です。

で、話をコッシーに戻すと、そんなコッシーに出会った時、コッシーには既に愛用のフロッグロッドがありました。ただ、フロッグロッドと言っても、それはフロッグ用にデザインされた竿じゃなくてコッシーが色々探す中、これがいいかも?と閃いた某社のミディアムヘビーパワーのロッド、それをフロッグ用に改造したものでした。そのロッド自身、軽さよりは釣り味とか、キャストフィーリングとかを重視して作られた、しっかりと巻かれたロッド。で、そのロッド長を調整してみたり、グリップ長を変えてみたり、ガイドを変えてみたりといろいろ最適化を試みたものの、唯一、どうしても満足出来ない点があると・・・

それは「フルサイズのフロッグをバックハンドで投げた時、スキップがイマイチ伸びない」ということ。

これがキッカケで「じゃあ、ブランク探しから始めてみるか」ということなったのでした。

と言うことで長くなってきたので、今日はこの辺にしておきます

つづく



by bluepeaks | 2019-07-06 15:01 | カスタムロッド

USスイムベイトブランク始めます

バスにシーバスに大人気なベストセラーブランクの一つ、スイムベイトブランクSWBシリーズ

当初は日本発のオリジナルブランクとしてスタートしたものの、その後の世界的規模のスイムベイト人気に後押しされてUSでも製品化されたブランク

既に何回かこの場でも書きましたが、日本のSWBブランクがファーストアクションであるのに対して、USのSWBブランクはブランク全体が曲がるモデレイトアクション

でもなぜ日本のSWBブランクはファーストで、USはモデレイトなのか?

理由は想定するラインです

日本でのスイムベイトフィッシングで今日まで主に使われてきたのはフロロか、ナイロン

伸びが少ないと言われているフロロだって、そこそこの距離を出せば伸びを感じるかと思います

距離を出した中で、あのデカいフックで上顎をガッチリ貫くためには、強靭なバッドパワーが必要

ということで、日本版のSWBブランクはファーストアクションで設計しました

に対して、USではほとんどのアングラーがブレイドライン(日本で言うPEライン)を使用

つまり、伸度ゼロな訳です

が故に、ルアーの動きを引き出すためにも、ヘビーウェイトのキャスティングを繰り返すためにも、フッキングからのランディングまでの動作をよりスムースにするためにも、そして、何よりキャッチ率を高めるためにも、モデレイトアクションが選ばれたのです

誤って送られてきたUS版SWBブランクを機に、皆様から多くのお問い合わせを頂き、そんなにもモデレイトアクションのSWBブランクに対する要望があるのであれば通常在庫品としてやりましょう!と言うことになり、近日、もう一つの選択肢としてUSバージョンのSWBブランクの取り扱いを開始することとしました

SWB 806-1 (IM)
SWB 807-1(IM)
SWB 808-1(IM)
SWB 809-1(Psi LMX)

*Psi LMXはIMの新ネーム。弾性率は既存のIMと同一水準。今後IMからPsi LMXへ順次移行予定

とは言っても工場の生産キャパシティが急に回復することなどあり得ないので、皆様にはさらにご迷惑をお掛けしてしまうかもしれませんが、想定通りに物事が進めば、来年には工場のキャパも上がりますので、ご期待頂ければと思います


by bluepeaks | 2019-06-20 16:00 | ブランク