North Fork Compositesの魅力を紹介
by bluepeaks
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ブランクか?ブランクスか?
「ブランク」と呼ばれたり、「ブランクス」と呼ばれたりしています。だいたい使い分けはされておらず、「ブランク」派か「ブランクス」派に固定的に別れています。年代による偏りもあんまりないような気がします。
で、どっちが正しいのか?という話になるのですが、特にコレというブランクを指さない場合、英語的に正しいのは"blanks"です。でも、日本人が使う多くのカタカナ英語に沿えば間違いなく「ブランク」です。
今や「ポテト」としか言われない「フレンチフライ」。あれだって、英語で注文する時は"French Fries"が正しいのです。でも日本じゃ誰も「フレンチフライズ」なんて言いません。
始めて「ブランクス」という言葉を目にしたのは、遥か昔のこと。当時あった釣り雑誌「フィッシング」の中だったように思います。今、こうして思うのは、きっとその記事を書いたライターさんは、より英語に忠実に訳そうとしたのではないのか、ということ。何故なら、辞書を見ても"blank" =「 空っぽ」としか書かれていなかったはずで、「空っぽ」としたのでは読者も?連発のはず。なので、読みをそのままカタカナにし、「ブランクス」と。で、これが世代を超えて、脈々と使われ続けているのでは、と思うのです。
"North Fork Composites"も音に忠実にカタカナ化すると「ノース・フォーク・コンポジッツ」となるのです。でも、やっぱりこれじゃ、落ち着かないんです。「ノース・フォーク・コンポジット」です!
で、どっちが正しいのか?という話になるのですが、特にコレというブランクを指さない場合、英語的に正しいのは"blanks"です。でも、日本人が使う多くのカタカナ英語に沿えば間違いなく「ブランク」です。
今や「ポテト」としか言われない「フレンチフライ」。あれだって、英語で注文する時は"French Fries"が正しいのです。でも日本じゃ誰も「フレンチフライズ」なんて言いません。
始めて「ブランクス」という言葉を目にしたのは、遥か昔のこと。当時あった釣り雑誌「フィッシング」の中だったように思います。今、こうして思うのは、きっとその記事を書いたライターさんは、より英語に忠実に訳そうとしたのではないのか、ということ。何故なら、辞書を見ても"blank" =「 空っぽ」としか書かれていなかったはずで、「空っぽ」としたのでは読者も?連発のはず。なので、読みをそのままカタカナにし、「ブランクス」と。で、これが世代を超えて、脈々と使われ続けているのでは、と思うのです。
"North Fork Composites"も音に忠実にカタカナ化すると「ノース・フォーク・コンポジッツ」となるのです。でも、やっぱりこれじゃ、落ち着かないんです。「ノース・フォーク・コンポジット」です!
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by bluepeaks
| 2011-04-10 10:59
最近聞かなくなった言葉
最近とんと聞かなくなった言葉に「薄利多売」という言葉がある。20年位前、まだまだディスカウント・ストアが世の中に浸透していなかった頃、「あそこの店は、薄利多売だからね~」などと普通に使われていた言葉だ。それが今ではどうだ。ディスカウント・ストアが駅前の一等地に出店するようになり、「薄利多売」は商売のメインストリームになった。そして、「薄利多売」という言葉は消えた。
「ローリング・マシン」のエントリーで紹介した様に、ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、これでもかッ!という位手間と時間がかかっている。職人が1本、1本、接地面の角度を調整しながら、巻いているブランクなんて、世界中探したってそうそうあるものではない。だから、どうしたって生産量は限られる。言ってみれば現代のメインストリームの真逆である。
でも、手間暇かけないと出せない釣り味というものがある。これこそがノース・フォーク・コンポジットへの期待であり、これに応えることこそが使命なんだと思う。プロダクトを手にした瞬間、「おーっ」と、喜びと驚きの声を上げてくれるユーザーが沢山いる。そんなお客様一人一人の期待に応えていくことが進むべき道なんだろう!、と週末の折り込み広告を見ながら思い、カキコ(これも死語か!)しました。
「ローリング・マシン」のエントリーで紹介した様に、ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、これでもかッ!という位手間と時間がかかっている。職人が1本、1本、接地面の角度を調整しながら、巻いているブランクなんて、世界中探したってそうそうあるものではない。だから、どうしたって生産量は限られる。言ってみれば現代のメインストリームの真逆である。
でも、手間暇かけないと出せない釣り味というものがある。これこそがノース・フォーク・コンポジットへの期待であり、これに応えることこそが使命なんだと思う。プロダクトを手にした瞬間、「おーっ」と、喜びと驚きの声を上げてくれるユーザーが沢山いる。そんなお客様一人一人の期待に応えていくことが進むべき道なんだろう!、と週末の折り込み広告を見ながら思い、カキコ(これも死語か!)しました。
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by bluepeaks
| 2011-04-09 18:05
| ブランク
これからは中東か?
先日の水曜日(2011/04/06)、日経新聞に「東レなど、サウジで炭素繊維」という記事が掲載されていました。日本が世界に誇る「稼げるテクノロジー」の一つ、炭素繊維の製造を、今後、サウジアラビアなどの中東の産油国に移す、というものです。
炭素繊維に対する需要は今後ますます高まると言われています。それは、燃費向上のため、自動車への採用が一気に加速するからです。かつてのお得意様と言えば航空機産業。ここでも燃費が採用促進の動機でした。
当然の事ですが、飛行機を作っているメーカーの数よりも、車を作っているメーカーの数の方が圧倒的に多い。となると、自動車産業でのカーボンの採用が進むと、今までとは比較にならない規模とスピードで一気に市場が広がるはず。これを見越して、炭素繊維の生産に欠かせない石油樹脂の供給地の近くに今から工場を移しておこう、とするのが先の日本企業の動きであるはず。ダイナミックです。
もしかしたらこの動き、将来、ロッドの製造にも大きな影響を及ぼすかも知れません。今では海外で生産し、オフィスしか残っていないメーカーばかりですが、アメリカの多くのロッド・メーカーは、かつてワシントン州に工場を置いていました。例えば、Gルーミス、ラミグラス、フェンウィック、セージなど。
でも、何故揃いも揃ってワシントン州だったのか?それは、きっと世界最大の航空機メーカー、ボーイング社がワシントン州にあったからではないでしょうか、メイン・マテリアルである炭素繊維の入手が容易だったからではないでしょうか。
これと全く同じ展開になるとは思っていませんが、もしかしたら、こうした化繊メーカーの動きを受け、将来、中東に生産拠点を持つロッド・メーカーが出てくるかもしれない・・・などと思うのです。特に、中東は、カーボン・ロッドの出来を大きく左右する「湿度管理」が容易なはず。十分あり得る、と思っていたりします。
でも個人的には、バスにしろ、フライにしろ、トラウトにしろ、ゲーム・フィッシング用のロッドは、ゲーム・フィッシングが生まれ、そして、進化し続けている発祥の地アメリカでこそ作っていて欲しい、と思うのです。
だからこそ、"Made in the U.S.A"にこだわるノース・フォーク・コンポジットを広めていきたいのです。
炭素繊維に対する需要は今後ますます高まると言われています。それは、燃費向上のため、自動車への採用が一気に加速するからです。かつてのお得意様と言えば航空機産業。ここでも燃費が採用促進の動機でした。
当然の事ですが、飛行機を作っているメーカーの数よりも、車を作っているメーカーの数の方が圧倒的に多い。となると、自動車産業でのカーボンの採用が進むと、今までとは比較にならない規模とスピードで一気に市場が広がるはず。これを見越して、炭素繊維の生産に欠かせない石油樹脂の供給地の近くに今から工場を移しておこう、とするのが先の日本企業の動きであるはず。ダイナミックです。
もしかしたらこの動き、将来、ロッドの製造にも大きな影響を及ぼすかも知れません。今では海外で生産し、オフィスしか残っていないメーカーばかりですが、アメリカの多くのロッド・メーカーは、かつてワシントン州に工場を置いていました。例えば、Gルーミス、ラミグラス、フェンウィック、セージなど。
でも、何故揃いも揃ってワシントン州だったのか?それは、きっと世界最大の航空機メーカー、ボーイング社がワシントン州にあったからではないでしょうか、メイン・マテリアルである炭素繊維の入手が容易だったからではないでしょうか。
これと全く同じ展開になるとは思っていませんが、もしかしたら、こうした化繊メーカーの動きを受け、将来、中東に生産拠点を持つロッド・メーカーが出てくるかもしれない・・・などと思うのです。特に、中東は、カーボン・ロッドの出来を大きく左右する「湿度管理」が容易なはず。十分あり得る、と思っていたりします。
でも個人的には、バスにしろ、フライにしろ、トラウトにしろ、ゲーム・フィッシング用のロッドは、ゲーム・フィッシングが生まれ、そして、進化し続けている発祥の地アメリカでこそ作っていて欲しい、と思うのです。
だからこそ、"Made in the U.S.A"にこだわるノース・フォーク・コンポジットを広めていきたいのです。
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by bluepeaks
| 2011-04-09 12:43
| ブランク
ローリング・マシン(その2)
ノース・フォーク・コンポジットのコア・コンピテンス(価値を創り出している源泉)は、カーボン・ペーパーを鉄製の芯であるマンドレルに巻きつけるための「ローリング・マシン」に依るところが大きい、差別化のポイントは大きく2つ、1つは、その巻きつけ圧力、最高で450psiまでの圧力で、カーボン・ペーパーを巻きつけることが出来る、と昨日はここまで説明しました。
さて、今日は、2つ目の差別化ポイントにつき、紹介したいと思います。その前に、「そもそもローリング・マシンって何だ?」という方が大多数だと思いますので、まずは、この写真をご覧頂きたいと思います。

全景を公開することが出来ないので、部分写真となりますが、これがノース・フォーク・コンポジットで使用しているローリング・マシンです。この写真には巻きつけ途中のカーボン・ペーパーが写っていませんが、下に見える濃いグレーのテーブルと、シルバーのプレス台との間に、カーボン・ペーパーを巻いたマンドレルを置いて、画面中央に見えている圧力ゲージで圧力を確認しながら、職人が1本、1本、ロールしているのです。
ノース・フォーク・コンポジットが誇るローリング・マシンの特筆すべき2つ目の機能は、実はこの写真に既に写っています。それは、プレス台の最下部にある横に連なり配置されている小さな四角形の接地面です。これは、わずかな接地角度の調整も可能な接地面で、細かく角度を調整するからこそ、テーパーの付いたマンドレルに対して、均一に同じ力をかけることが出来るのです。
想像してみてください。言ってみれば「お箸」のような傾きの付いたマンドレルに対して、真上から接地面の角度調節なしに力をかけた時のことを。力は接地している部分にのみ強く加わり、大半はテーパーの傾きに沿って逃げて行くはずです。結果、圧力の偏りにより、マンドレルは勝手に転がっていくはずです。転がるということは、垂直方向に力が働いていない、ということです。
ノース・フォーク・コンポジットでは、デザイン・パターンに沿って、職人が、この小さな接地面の角度を一つ一つ調整しながら、ブランク全体に偏りなく圧力が加わるよう、1本、1本、生産しているのです。
ところで、なぜここまでして圧力を均一にかける必要があるのでしょうか?それはブランクの仕上がりに大きく影響を及ぼす、「密度」を高めたいからです。密度を高めることにより、ブランクは、よりしなやかで、よりシャープなフィーリングを釣り人にもたらします。釣り味だけではありません。強度も格段にアップします。他のメーカーさんがアピールする「低レジン」も、この密度を高めるための1手段なのです。
ブランク全体に、均一に力をかけ、密度を高める、結果、よりしなやかで、よりシャープなフィーリングと、懐のの深い粘りが得られる、このためのローリング・マシンなのです。
ちょっと脱線しそうな展開になりつつあるので、この辺でストップさせて頂きます。
今回、皆様にお伝えしたかったことは、釣り人が楽しい、と感じるフィーリングを高めるために、Gary Loomisはここまで製造プロセスと、その生産機械にこだわっている、ということです。
さて、今日は、2つ目の差別化ポイントにつき、紹介したいと思います。その前に、「そもそもローリング・マシンって何だ?」という方が大多数だと思いますので、まずは、この写真をご覧頂きたいと思います。

全景を公開することが出来ないので、部分写真となりますが、これがノース・フォーク・コンポジットで使用しているローリング・マシンです。この写真には巻きつけ途中のカーボン・ペーパーが写っていませんが、下に見える濃いグレーのテーブルと、シルバーのプレス台との間に、カーボン・ペーパーを巻いたマンドレルを置いて、画面中央に見えている圧力ゲージで圧力を確認しながら、職人が1本、1本、ロールしているのです。
ノース・フォーク・コンポジットが誇るローリング・マシンの特筆すべき2つ目の機能は、実はこの写真に既に写っています。それは、プレス台の最下部にある横に連なり配置されている小さな四角形の接地面です。これは、わずかな接地角度の調整も可能な接地面で、細かく角度を調整するからこそ、テーパーの付いたマンドレルに対して、均一に同じ力をかけることが出来るのです。
想像してみてください。言ってみれば「お箸」のような傾きの付いたマンドレルに対して、真上から接地面の角度調節なしに力をかけた時のことを。力は接地している部分にのみ強く加わり、大半はテーパーの傾きに沿って逃げて行くはずです。結果、圧力の偏りにより、マンドレルは勝手に転がっていくはずです。転がるということは、垂直方向に力が働いていない、ということです。
ノース・フォーク・コンポジットでは、デザイン・パターンに沿って、職人が、この小さな接地面の角度を一つ一つ調整しながら、ブランク全体に偏りなく圧力が加わるよう、1本、1本、生産しているのです。
ところで、なぜここまでして圧力を均一にかける必要があるのでしょうか?それはブランクの仕上がりに大きく影響を及ぼす、「密度」を高めたいからです。密度を高めることにより、ブランクは、よりしなやかで、よりシャープなフィーリングを釣り人にもたらします。釣り味だけではありません。強度も格段にアップします。他のメーカーさんがアピールする「低レジン」も、この密度を高めるための1手段なのです。
ブランク全体に、均一に力をかけ、密度を高める、結果、よりしなやかで、よりシャープなフィーリングと、懐のの深い粘りが得られる、このためのローリング・マシンなのです。
ちょっと脱線しそうな展開になりつつあるので、この辺でストップさせて頂きます。
今回、皆様にお伝えしたかったことは、釣り人が楽しい、と感じるフィーリングを高めるために、Gary Loomisはここまで製造プロセスと、その生産機械にこだわっている、ということです。
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by bluepeaks
| 2011-04-08 10:30
| ブランク
ローリング・マシン
さてさて、昨日は、ブランクの製法こそがノース・フォーク・コンポジットのコア・コンピテンス(「価値を創り出す源泉」とでも表現すれば良いのでしょうか)である、というところまで説明させて頂きました。今日は、その製法について、少し掘り下げてみたいと思います。
昨今では、ネット上でもカーボン・ブランクの製造方法が解説されていたりします。そして、それらのプロセス自身、だいたい何処のメーカーであっても似たり寄ったりで、皆さん以下のような工程で製造しているはずです。
1.カーボン・ペーパーをデザイン・パターン(型紙)に沿って、裁断する
2.裁断したカーボン・ペーパーを鉄製の芯であるマンドレルに巻きつける
3.カーボン・ペーパーを巻きつけた上にさらにセロファンをラッピングする
4.釜に入れて焼く
5.焼き上がったら釜から出してマンドレルを抜く
6.セロファンを剥がす
7.表面に出来た凸凹を研磨する
これらのプロセスにおいて、Garyがノース・フォーク・コンポジットの価値を創り出す源泉と説明しているのが、2.の工程で、カーボン・ペーパーをマンドレルに巻き付ける際に使用するローリング・マシンの能力こそが価値の源泉なのだそうです。
具体的には、2つあります。一つは、ロールする際の圧力。この圧力が普通のローリング・マシンとは全然違います。あまり馴染みのない単位なので、聞いても今ひとつイメージが沸かないと思いますが、最高で450psiの圧力で巻き付けることが出来るそうです。psiとは、pounds per square inchの頭文字を取ったもので、圧力の単位の一つです。主にアメリカで使われているものです。日本語に言い換えれば「ポンド毎平方インチ」となり、意味合いは、1インチ四方の面積に対するポンド圧、となります(バス・フィッシャーマン的には、インチやヤード、オンス、ポンドにはそれなり慣れているはずですが、それでも???です。)
この数値がどの位凄い数値なのか、ブランク生産の現場の方でもない限り、パッとはイメージ出来ないものと思いますが、だいたい市場で販売されているブランクの多くのは、100psi以下の圧力で巻かれたものが殆どなのだそうです。そうです、つまり、約4倍の圧力でカーボン・ペーパーが巻かれているのです。
この違いは以外なところで簡単に実感することが出来ます。
カスタム・ロッドは、使い手の好みに応じ、バッドエンドを切断し、竿の長さを調整することがあります。この場合、切断には多くの場合、鉄製の糸ノコが使われます(工場ではダイヤモンド・カッターを使用しています)。ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、パイプ切断用の鉄製の糸ノコで、なかなか切ることが出来ないのです。市販されているロッドの中には、それこそ「サクサク」と切れてしまうものが沢山あります。いずれも高価なものですので、安々と試すことが出来ることではありませんが、Gary Loomisが誇るローリング・マシンの能力の一端を示す良いエピソードだと思います。
少し長くなりましたので、今日はこの辺で止めておきます。ローリング・マシンの能力第二弾はまた明日
昨今では、ネット上でもカーボン・ブランクの製造方法が解説されていたりします。そして、それらのプロセス自身、だいたい何処のメーカーであっても似たり寄ったりで、皆さん以下のような工程で製造しているはずです。
1.カーボン・ペーパーをデザイン・パターン(型紙)に沿って、裁断する
2.裁断したカーボン・ペーパーを鉄製の芯であるマンドレルに巻きつける
3.カーボン・ペーパーを巻きつけた上にさらにセロファンをラッピングする
4.釜に入れて焼く
5.焼き上がったら釜から出してマンドレルを抜く
6.セロファンを剥がす
7.表面に出来た凸凹を研磨する
これらのプロセスにおいて、Garyがノース・フォーク・コンポジットの価値を創り出す源泉と説明しているのが、2.の工程で、カーボン・ペーパーをマンドレルに巻き付ける際に使用するローリング・マシンの能力こそが価値の源泉なのだそうです。
具体的には、2つあります。一つは、ロールする際の圧力。この圧力が普通のローリング・マシンとは全然違います。あまり馴染みのない単位なので、聞いても今ひとつイメージが沸かないと思いますが、最高で450psiの圧力で巻き付けることが出来るそうです。psiとは、pounds per square inchの頭文字を取ったもので、圧力の単位の一つです。主にアメリカで使われているものです。日本語に言い換えれば「ポンド毎平方インチ」となり、意味合いは、1インチ四方の面積に対するポンド圧、となります(バス・フィッシャーマン的には、インチやヤード、オンス、ポンドにはそれなり慣れているはずですが、それでも???です。)
この数値がどの位凄い数値なのか、ブランク生産の現場の方でもない限り、パッとはイメージ出来ないものと思いますが、だいたい市場で販売されているブランクの多くのは、100psi以下の圧力で巻かれたものが殆どなのだそうです。そうです、つまり、約4倍の圧力でカーボン・ペーパーが巻かれているのです。
この違いは以外なところで簡単に実感することが出来ます。
カスタム・ロッドは、使い手の好みに応じ、バッドエンドを切断し、竿の長さを調整することがあります。この場合、切断には多くの場合、鉄製の糸ノコが使われます(工場ではダイヤモンド・カッターを使用しています)。ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、パイプ切断用の鉄製の糸ノコで、なかなか切ることが出来ないのです。市販されているロッドの中には、それこそ「サクサク」と切れてしまうものが沢山あります。いずれも高価なものですので、安々と試すことが出来ることではありませんが、Gary Loomisが誇るローリング・マシンの能力の一端を示す良いエピソードだと思います。
少し長くなりましたので、今日はこの辺で止めておきます。ローリング・マシンの能力第二弾はまた明日
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by bluepeaks
| 2011-04-07 08:52
| ブランク