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EFXカーボングリップ(その3)

今回は3.75インチのセパレートグリップについて紹介したいと思います。

3.75インチ1Kセパレートカーボングリップ(1KEFXG3.75-2.0)
3.75インチ3Kセパレートカーボングリップ(3KEFXG3.75-2.0)
EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083432.jpeg
まず、3.75インチと言っているのはフロント部分(写真右)の長さになります。

ミリ換算で約95mmです。

これにEVA製のトリムキャップが付きますので、トリムキャップまで含めると全長は約100mmになります。

EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083458.jpeg

13インチ同様、このパーツもカットによる調整を想定に含めていてフロント部分は約1インチまで許容範囲としています。

まとめると

全長:95mm(トリムキャップまで含めると100mm)
最大外径:27.5mm
最小外径:22mm
最小内径:20mm

調整可能範囲(メーカー推奨値):25mm以内
標準グリップ長(トリムキャップまで):100mm
最短グリップ長(トリムキャップまで):75mm


リアは全長が2.125(1/8)インチで、ミリ換算で約53mmです。
EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083468.jpeg
これにEVAのトリムキャップとエンドキャップが付きますので、全てを含めると全長約72mmになります。

これも調整可能なパーツで、範囲は1/2インチまで、約12mmまでとなります。

なので、グリップ全体で見ると、標準72mm、最短60mmのパーツとなります。

まとめると、

標準全長:53mm(トリムキャップまで含めると72mm)
最大外径:27.1mm
最小外径:20mm
最小内径:19mm

調整可能範囲(メーカー推奨値):フロントエンドから12mm以内
標準グリップ長(トリムキャップからエンドキャップまで):72mm
最短グリップ長(トリムキャップからエンドキャップまで):60mm

最後に、フロントにもリアにもEVAのトリムキャップが付いていますが、工場出荷時に空いている穴の内径は、双方とも約7mmとなります。

ただし、これは本日現在の製品で確認した内径となりますので、今後、事前の告知なく、変更となる可能性があることを加味頂いた上、参考として下さい(まぁまぁフレキシブルに変えてきますので、ご注意下さい)

EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083373.jpeg
EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083463.jpeg
EFXカーボングリップ(その3)_a0183304_16083376.jpeg
とまぁ、だいたいこんなところです。

現在、明日の公開に向けて、こうしたデータをウェブにまとめておりますので、もう少々お待ち下さい。


by bluepeaks | 2020-04-30 16:55 | パーツ

訂正:EFXカーボングリップ(その2)

先日お伝えした13インチストレートカーボングリップについて、一つ訂正があります。

訂正箇所はバックエンドからカット可能な範囲で、

バックエンドの場合、工場が推奨するカット可能な長さ1インチまで

とのこと。

これにより、

13インチストレートカーボングリップは、フロント2インチ、リア1インチまでカットすることが可能で、最長34cmから最短26.5cmまで調整可能なグリップ

となりますこと、訂正させて頂きます。


by bluepeaks | 2020-04-30 10:55 | パーツ

EFXカーボングリップ(その2)

今回は13インチのストレートカーボングリップについて紹介したいと思います。

13インチ1Kストレートカーボングリップ(1KEFXG14.5)
13インチ3Kストレートカーボングリップ(3KEFXG14.5)

まず13インチとありますが、これはグリップ本体の長さになります。

13インチなので、センチ換算で約33cmです。

これにエンドキャップが付きますので、リールシート接合部からグリップエンドまでの長さは約34cmになります。

まぁまぁ長いです。

「それじゃスイムベイトロッドぐらいにしか使えないじゃん」って声が聞こえてきそうですが、その辺のところもちゃんと考慮されていて、フロントエンドとバックエンドからそれぞれ2インチまでだったらカットして使える構造、だとか・・・

訂正:バックエンドからカット可能な長さは1インチまで(2020/4/30訂正)

ただ現物を見ると、完全なフラットではなく、緩やかなテーパーがついています。

きっと最後にマンドレルを引き抜くためにテーパーが必要なんだと思います。

なので、不安だったので、実際にカットしてみました。

まず測ってから
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18300897.jpeg
カットします。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284964.jpeg
今回はなんちゃてテーブルソーを使いました。

弓ノコを使った手切りでも全然問題ありません。

サクッと切れます。

ただし、治具を使わずに切ると切断面は大概こうなります(切断面が綺麗に揃っていません)。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284908.jpeg
このままでは面が出せないので、サンドペーパーでならします。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284890.jpeg
多くの皆さんにとって、カーボンを切ったり、削ったりする機会ってそんなにないと思いますが、モノにも依りますが、カーボンって思いのほかサクッと切れるし、サクッと削れるものです(というか、EFXカーボングリップはそういう風に作ってあります)。

因みに写真の上のガタなんか、#400のサンドペーパーでだいたい10秒。

はっきり言ってコルクよりもEVAよりもずっと早くて簡単です。

ガタが消えたら、念のため、リールシートと合わせて実際の接合面を確認しておくと良いでしょう。

次にリーマーを使ってアーバーの内径を調整します。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284941.jpeg
コレもホント、ササっと終わります。

余りにも容易に削れるので、仮にパワードリルがあっても、使わない方がいいと思います。

なぜなら削り過ぎてしまうから

その位簡単に削れます。

因みに、このアーバーもゲイリーが考案したものです。

好みのグリップ長に合わせて、位置出しが終わったら・・・
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18281162.jpeg
続いて外径を調整します。

冒頭でも触れましたが、フロントエンド、バックエンドには若干ですがテーパーが付いています。

このため、カットした場合、アーバーの外径も調整しないと「良いあたりの位置」が出せません。

この作業も超簡単で、サンドペーパーを片手に、アーバーを握り込み、グリグリと回してやれば容易に削れます。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284812.jpeg
これもだいたい1分で終了

そしたら位置を決めて・・・

グリップを差し込み・・・
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18535147.jpeg
ブランクエンドとエンドキャップの内外径の差を埋めるようにマスキングテープを巻いて(段差が大きい場合はアーバーを)・・・
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_16494874.jpeg
エンドキャップをはめて・・・
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18534041.jpeg
位置調整をすれば・・・
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18533278.jpeg
ほら、この通り!
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18532414.jpeg
本来であればここでパーツを接着すればグリップ作りは終了です。

因みにEFXカーボングリップに限らず、世の中で売られている全てのカーボンパイプの類は、焼成後、マンドレルを引き抜く都合からマンドレルには離型剤が塗ってあります。

そして、この離型剤、焼成後であっても少なからずパイプの内側に残っています。

この離型剤と呼んでいるもの、メーカーによって、また、時代によってマチマチですが、要するに主たる成分は「油」なんです。

なので、実際に接着する段階では、アーバーが直接触れるグリップの内壁を、シリコンリムーバーなので、脱脂しておくことをお薦めします。

でないと、余計な軋みを生んだり、最悪の場合、剥離なんてこともあり得ます(このアーバーを使っている限り大丈夫だと思いますけど)。

さて、ここで本来の目的に戻ります。

本当に2インチカットしても大丈夫か?

この検証です。
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284848.jpeg
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284819.jpeg
EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_18284848.jpeg
若干の段差はありますが、リールシートの厚みと比べても遙かに小さい段差であり、握った時に違和感を覚えるものでもありません。

言ってみればこうした段差は既存のコルクでも、EVAでもあった訳で、それらと同じレベルか、むしろそれよりも小さいレベル

なんと言ってもカーボンで作られている以上、コルクやEVAよりも丸に近い訳です。

なるほど、工場が言う通り、実用面において何ら問題ないものと評価することが出来ると思います。

ということで、エンドキャップ含めて全長34cmで販売される13インチストレートカーボングリップではありますが、前後2インチずつカット(以下訂正参照)することによって、最長34cmから最短24cmまで(以下訂正参照)調整可能なグリップとして使用することが出来ます。

訂正:工場が推奨するカット可能な範囲は、フロント2インチ、リア1インチまで。このため、調整可能なグリップの長さは最長34cmから最短26.5cmとなります(2020/4/30訂正)

EFXカーボングリップ(その2)_a0183304_16494998.jpeg
こうした切断や調整、接着などの方法については、別途、ウェブページにまとめて掲載するよう、準備を進めています。

ご期待下さい!


by bluepeaks | 2020-04-28 17:50 | パーツ

EFXカーボングリップ(その1)

先日フェイスブックでお知らせしたEFXカーボングリップ

国内での提供開始に向け、現在、鋭意準備中です。

今回提供を開始する商品は全部で4つ

13インチ1Kストレートカーボングリップ(1KEFXG14.5)
13インチ3Kストレートカーボングリップ(3KEFXG14.5)
3.75インチ1Kセパレートカーボングリップ(1KEFXG3.73-2.0)
3.75インチ3Kセパレートカーボングリップ(3KEFXG3.75-2.0)

まず13インチのストレートカーボングリップがコレです。
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384541.jpeg
1Kと3Kとありますが、違いはカーボンの折り柄の違いで、1K(ワンケイ/イチケイって呼ぶ人たちが多い)がコレで、
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384597.jpeg
3K(スリーケイ/これもサンケイって呼ぶ人たちが多い)がコレ、
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384576.jpeg
そして、3.75インチのセパレートカーボングリップがコレです。
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384563.jpeg
同じく1Kと
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384448.jpeg
3Kがあります。
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09384590.jpeg
因みにここで言ってる"K(ケイ)"とは単位の「千」のこと

つまり、1Kなら1,000で、3Kなら3,000です

もう随分と前のことですが、2000年のことをY2Kって言ってましたよね

そう言えばあの2000年問題・・・

一体なんだったんだろうか?



って話を元に戻すと、

この1Kとか3Kと呼んでいるもの、コレは折り柄を構成している繊維の束(フィラメント)の幅を意味するものです。

厳密に言えば物性データ的には違いはあるものの、その違いがフィッシングロッドとしての機能に大きな影響を及ぼすことはなく、さらに、そんな微細な差を、とてもじゃないが人間が体感出来るレベルの差ではないため、ノースフォークコンポジットでは、機能的、強度的にどちらも同じものとして扱っています(もちろん、飛行機みたいに使う量が半端なく増えると、違いは大きくなりますが、フィッシングロッドや今回のグリップなどの場合、トータルで何十gの世界な訳で、誤差になる、って意味です)。

なので、価格も一緒です。

で、このEFXカーボングリップ、4モデルとも、グリップ本体のみならず、アーバー、EVAエンドキャップ、トリムキャップなど、必要なものを全て一つにまとめたオールインワンパッケージでの販売になります。

例えば、13インチストレートカーボングリップならこんな感じです。
EFXカーボングリップ(その1)_a0183304_09505462.jpeg
あとは手元にブランクとリールシート、内径調整のためのマスキングテープさえあれば、誰でも簡単に組み立てることが出来ます。

ホントか?

どんだけ簡単なんだ?

・・・と言うことで、

次回はこの組み立て方についてお知らせしたいと思います。


by bluepeaks | 2020-04-28 10:02 | パーツ

MOD-FAST?

先日「このMOD-FASTって何ですか?」と、ご質問を頂いたので、改めてこの場でも取り上げてみたいと思います。

このMODとは"moderate"の最初の3文字から来ていて、「モデレイト」もしくは「モデレート」と読む、英語の形容詞です。

たまに「モデラート」と呼んでる方がいらっしゃいますが、より本物っぽいのは「モデレイト」か「モデレート」じゃないかと

その意味は「穏やかな」とか、「適度の」とか、「普通の」とか、「まぁまぁな」といったところ

このように"moderate"は形容詞として使われるケースが圧倒的ですが、たまに動詞としても使うみたいです。因みに動詞として使われた場合は「和らげる」となるようです(なるほど)。

では、そんな「モデレート」がロッドの特徴を表す言葉として使われた場合、何を意味しているのか?ですが、簡単に言ってしまえば良く言う「レギュラー」ってことです。

「レギュラー寄りのファースト」なんて使われるアレです。

じゃ何で「レギュラー」じゃなくて、わざわざ「モデレート」って言ってるのか、と言うと、ロッドのアクションを表現する言葉として「レギュラー」を使っているのは知る限り日本ぐらいだからです。

もしかしたら日本からロッドの製造技術が伝わった中国とか、台湾とか、韓国でも使っているのかも知れませんが、少なくとも近代的なフィッシングロッド誕生の地であるアメリカでは誰も「レギュラー」とは言いません。

アメリカで使われているロッドアクションを表現する言葉は、

エクストラファースト
ファースト
モデレートファースト
モデレート
スロー、または、フルフレックス

と、だいたいこんな感じです。

つまり言い換えれば「モデレートファースト」が「レギュラー寄りのファースト」で、「モデレート」が「レギュラー」になります。

「100%ない!」とまでは言い切れませんが、少なくともこの10年、アメリカでロッドのアクションを表現する言葉として「レギュラー」と言う言葉を聞いた記憶がありません。

でもたぶん、使ったら何となく通じるのかも知れませんけど。

そもそも「レギュラー」の意味を、我々日本人は「普通」だと思ってますが、英語で言う「レギュラー」は、我々が思っている「普通」とはちょっと違います。

英語本来の「レギュラー」は、「規則正しい」とか、「一定の」と言った意味が主で、その中の一つに「普通の」もあるのですが、ここで言う「普通」は、質とか量の点において、なんら特徴のない普通のもの、と言う意味です。

つまり日本語で言えば「平凡」ってことです。

だから出来上がったブランクを見ながら「これをちょっとレギュラーだよな」なんて言ったりして、そこに釣りのことを良く知らない通訳さんがいたりすると、相手には下手をすると「なんだこれ、つまらないものだな」なんて伝わってしまうかも知れません。

と、まぁ、そんなこんな、どうせ情報を発信するのであれば、近代的フィッシングロッドの製造技術を確立したゲイリーへのリスペクトも含め、「レギュラー」ではなく「モデレート」と表現し、後々1社でも多く「モデレート」と表現してくれるロッドメーカーが日本市場で増えたらなぁ、と期待し、わざわざ面倒な事を言ってる次第です。

お忙しい中、わざわざ電話でご質問頂きましたお客様、大変良いきっかけを頂きました。

ありがとうございます。


by bluepeaks | 2020-04-21 17:42 | ブランク