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カテゴリ:ブランク( 224 )

ミクロで見る湿度管理の大切さ

ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、アメリカ合衆国ワシントン州ウッドランドの工場で製造されています。この工場には、人の出入りが厳重に管理された部屋が2つあります。1つは、カーボン・ペーパーをパターン(型紙)に合わせカットするカッティング・ルーム。そして、もう1つが、以前にも紹介したカーボン・ペーパーをマンドレルに巻き付けるローリング・ルームです。

デザイン・パターンと門外不出のローリング・マシン、まさにノース・フォーク・コンポジットの価値の源泉なだけに、技術の流出を防止する観点から入退出管理がなされている訳なのですが、実はこれだけではなく、湿度管理の観点からも入退出が管理されています。半導体のクリーン・ルームとまでは言いませんが、ドアは二重化され、部屋は常に湿度が一定になるよう管理されているのです。

では、何のために湿度を管理しているのか?

カーボン・ペーパーをマンドレルに巻く際、なくてはならないものに、"resin(レジン)"と呼ばれる接着剤があります。このレジン、ゴワゴワしたカーボン・ペーパーを細ーいマンドレルに巻く時には、必要とされるものなのですが、いざ巻き終えてしまうと、その後の仕上がりに様々な影響を及ぼす厄介者。製造途中では必要でも、最終製品においては、不純物と見なされてしまう可哀想な存在。

そうした悪さを働く、最終的には不純物扱いされてしまうレジンを、使ったとしても必要最低限の量に留めよう、とするのが、良く巷で言われている「低レジン」。ブランクの質を高い次元で安定させるためのアプローチと言えます。

このレジンが悪さを働くのですが、より正確に言えば、悪さを働くのはレジンではなく、レジンの表面に付着するごくごく小さな空気の泡、気泡が悪さを働くのです。

レジンは接着剤です。接着剤であるため、粘度があります。ベトベトしています。粘度があるため、その表面には気泡が付着しやすくなります。この気泡が付着したままの状態で、カーボン・ペーパーをマンドレルに巻くと、気泡をカーボン・ペーパーとカーボン・ペーパーの間に閉じ込める事となります。この閉じ込められた気泡が、ブランクのしなやかさと、強度を著しく低下させているのです。

気泡が入っていないカーボンが良くしなり、強度も高いことを、実は皆さん、既に経験的に知っています。フルソリッドです。フルソリッドのブランクは折れにくいです。しかも、大変良く曲がります。なぜならば、気泡が入っていないからです。もしくは、入っていたとしても極々少量だからです。が故に、あのようなしなりと、あのような強度が出るのです。ただ問題は重さです。

こうしたミクロレベルの気泡の付着をも出来るだけ排除するために、ノース・フォーク・コンポジットでは、レジンに気泡が付着しにくいよう、作業場の湿度をある一定の湿度に保ち、その部屋の中で、超高圧ローリング・マシンで気泡を押し出すような巻き方で、カーボン・ペーパーを巻いているのです。言ってみれば超高圧ローリング・マシンも気泡を抜くためのもの。チューブラーですが、この程度の曲げ(↓)であれば何ともありません。

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圧力のコントロールこそが全て、とも言えるブランク作り。この辺りの開発の背景とGaryの取り組みについては、エピソード3にも記載してあるので、ご一読頂ければと思います。

いつも簡潔に、と心がけているのですが、伝えたいことがあるとどうしても長くなって(熱くなって)いけませんね。
by bluepeaks | 2011-06-05 15:11 | ブランク

ちょっとコンプリート

本日現在リリースされているMag Bassシリーズのスペックが本日やっとコンプリート!

とは言ってもMag Bassの製品化がストップした訳じゃありません。
今あるものの整理が一旦終了しただけです。

虫食い状態からスタートしたプライスリストも、FlippingシリーズとMag Bassシリーズについては、何とか埋め切ることが出来ました。ただ、ブラウザのバージョンアップのためか(憶測ですけど)、いつの間にか、仕込んだはずのJava Scriptが機能していないようで、「モワ~ん」と出るはずのウィンドウのポップアップが何処かへgone。直したいけど、どうすれば良いのか?もしかして全パーツナンバー毎に書き換えるのか・・・
by bluepeaks | 2011-06-04 10:34 | ブランク

前触れ、少しはお願いします

昨日、何の前触れもなく、前回、前々回と手配漏れで未着だったブランクがいきなり到着。こういったヌルーいオペレーションを代理店的には、手放しで喜んでもいられないのですが、まぁ、アメリカの、しかも職人さん達と日々やりとりをしていると、こう言った事は間々あることなので、いちいち目くじら立てていたらキリがない。なので、喜ぶ事にしました。

そしたら、なんと荷物と前後して、これまた何の前触れもなく、以前務めていた会社の同僚が東京から電撃的に来襲。聞けば何でも近くにお客さんが居るそうで、そのお客さんところに寄った序でに立ち寄ってくれたのだとか(本当か?・・・)。

この同僚、ただの同僚ではなく、超が付く釣り好き。尤もフライ・フィッシングがメインなのですが(だったのですが)、最近ではフライだけでなく、ソルト系ルアーにも進出。毎週のように青物を釣っているんだそうです。かつては、フライで青物を狙っていたらしいのですが、やっぱりルアーの手返しの良さを目の当たりにしてしまうと、釣り人的にはどうしてもそちらが気になるようで、今ではルアーばっかりなんだとか。

早速、そんな彼にボートで使えそうな7フィート台の強めのブランクを紹介。第一声は「綺麗なテーパーだなぁ~」と。そして、超高圧巻のトルキーなブランクをいたく気に入って貰えた様で無事に商談成立(ありがとうございます!)。レナードのバンブーロッドからサンフランシスコ時代のスコットと、歴史に名を残す数々の名竿で釣りを楽しんで来た元(現役か?)フライ・フィッシャーから「綺麗なテーパーのブランク」などと言われると、わかっていても嬉しかったりするものです。

武石さんの"VALE TUDE(バーリトゥード)"が然りなんですが、バスロッドとしてデザインされたMag Bassシリーズも、バスに留まらず、色々な用途でご利用頂いています。本来、釣りは釣りである訳で、ルアーウェイトと、テーパーさえ意識して頂ければ応用はいくらでも効く、そんな良さがカスタムの世界にはあります。
by bluepeaks | 2011-06-02 11:50 | ブランク

フェルールのデザイン

日本で提供しているライナップがバス用のブランクばかりなので、NFC=バス、と捉えられがちなのですが、USのサイトを見て頂ければおわかりの通り、バスだけでなく、トラウト用も、スティールヘッド用も、サーモン用のブランクも商品化しています。そして、さらに数は少ないですがフライ用のブランクも提供しています。

バスと言えば1ピース、という構図があるように、トラウトと言えば歴史的にもマルチピースです(これ、何処から来ているのでしょうか?)。そこで、ポイントとなるのがフェルールの仕様。スピゴットとか、スプリット・オーバーといった「継ぎ」の話です。

日本で一番受けが良いとされているのは、それだけでクラフトマンシップを感じてしまう「スピゴット・フェルール」。何となく手間と暇が掛かっているように見え、高級な感じがします。

しかし、NFCが商品化しているマルチピースのフェルールは全て「スプリット・オーバー」。もちろん現地代理店としては、「スピゴットの方が断然受けがいいんだけど・・・」と、インプットはしているのですが、OEM商談でもない限り、NFCとしてはNOなんです。

理由は単純。スプリット・オーバー・フェルールの方がテーパーが綺麗に出るからです。

数ある中でもGary最大のこだわりはプログレッシブなテーパー・デザイン。この理想を追い求める中で、採用しているフェルールが、スプリット・オーバー・フェルールという訳です。Gary曰く「いくら素材に配慮しても、、いくら精度を高めたとしても、やはりスピゴット・フェルールである以上、直線的な部分が出てしまう」。

継ぎがある以上、宿命と言えばそれまでなのですが、そんな中でもベスト・エフォートと呼べるものがスプリット・オーバー・フェルールなのです。見た目ではなく、テーパーにこだわる、釣り込んでいるアングラーにこそ受け入れられる仕様とも言えます。
by bluepeaks | 2011-05-29 22:41 | ブランク

新しいフリッピング用ブランクをリリースします

今回新たにフリッピング用のブランク、Flip769-1(HM)をリリースすることとなりました。これにより、HMからIM、SMまで、各マテリアル別にフリップ用のブランクが選択可能となりました。詳細については、プライスリストを参照して下さい。

またこれに伴い、現行のFlip766-1(HM)の価格を33,720円から29,280円へと、Flip769-1(IM)の価格を24,720円から27,360円へと改訂させて頂きたく、お願い致します。

出るのか、出ないのかさえハッキリとしない日々が長く続き、皆様には大変ご迷惑をお掛けしておりましたが、Flip769-1(HM)のリリースにより、フリッピング用ブランクのプロダクト・ラインがコンプリートしました。現在、人気のFlip766-1(IM)を除き、Feel NFC対応可能です!
by bluepeaks | 2011-05-26 23:18 | ブランク

なんでもあり!

以前ブログで紹介した怪魚ハンター武石憲貴さんプロデュースの"VALE TUDE(バーリトゥード)"。格闘技オンチな自分の場合、聞いても「ピン」とは来なかったのですが、なるほどポルトガル語で「なんでもあり!」という意味なのだそうです。「ロッド1本でどんな奴とも戦っちゃいましょう」というコンセプト。

そのコンセプトの如く、鯉から草魚、ナマズにニゴイ、雷魚にバスと、自宅周辺で釣れるありとあらゆる淡水魚でテストを繰り返されているようです。百聞は一見にしかず、まずは武石さんのブログをご覧下さい。

我がノース・フォーク・コンポジットのブランクも期待通りのイイ仕事をしているようで、

『激流の中、「ノース・フォーク・コンポジット」ブランクを思いっきり堪能する。一見張りがあるブランクだが、魚が掛かったらよく曲がって気持のイイブランクだ』とか、『ノース・フォーク・コンポジット」のブランクは綺麗に曲がりつつ、なおかつ余力を残している』とか、

デザインゴールそのものを文字にしたかの様なコメント頂き超感激です。BOMBER FACTORYさんによれば、テストもこれから第二フェーズに入るとか。ますます楽しみです。

魚種や釣法にこだわらず、シンプルに釣りを楽しむ!ということは、こういう事なんだ、と武石さんのブログを見ていると改めて感じますね。
by bluepeaks | 2011-05-19 14:19 | ブランク

職人が作るブランク

古き良きアメリカのクラフトマンシップと、近代的な大量生産がちょうどクロスオーバーしたのが、1920年から30年の間、と言われています。以降、工場で生産されるマスプロダクション品が市場を席巻することになるのですが、このクラフトマップシップとせめぎ合っていた頃に生産されたマスプロダクション品には、いずれも独特の風合いがあり、今見ても完成度が高いのだとか。

ジーンズがこの典型なのだと思います。15オンスとか、16オンスといった非常に分厚い生地で縫われたジーンズ。真新しい状態では、支えなしでも立てておく事が出来る程、ゴワゴワしています。裁断するにも、縫製するにもそれはそれは手間暇がかかった事と思います。まさに砂金掘りや、炭鉱夫のためのもの。でも、履き込んで行くうちに、次第に体に馴染んで来る・・・。言ってみれば、育てるジーンズです。

こうしたかつてのジーンズに備わっていた独特の味わいや風合いを楽しむために、千円ジーンズが珍しくない今であっても、実にその10倍以上もする金額を出し、多くの人が復刻版やレプリカなどを買い求めている訳です。

「風合い」とは、手触りや見た感じのこと。つまり、それは、数字は勿論のこと、文字や言葉でも表現し辛いもの。生産に手間暇がかかる上、その良さを伝えることが難しい・・・となれば、企業経営的には☓。なぜなら人によって受け止めた方が違うような、そんな抽象的なものに投資は出来ない、と判断されてしまうからです。結局、こうして、多くの企業は、外部との競争だけでなく、実は自らの手で、自らが作り出してきた味わい深い商品を葬り去って来たのでは?と思います。

しかし、周りを見渡せば、味わいや風合いを大事にした商品を求める人達が沢山います。こうしたユーザの声に応えていくためには、企業ではなく、出資者が経営者であり、事業責任者でもある、小さな組織でないと続けて行くことが難しいはず。

この点、ノース・フォーク・コンポジットには、条件が揃っています。Gary Loomis自ら出資し、自ら立ち上げ、自ら働く会社。企業ではなく職人がブランクを作っている会社です。まさに、味わいや風合いを大切に育てることが出来ます。ただその反面、皆、とても頑固です。だから、調整には時間がかかります・・・(ボヤキであり、ちょっと言い訳でもあったりします)。
by bluepeaks | 2011-05-16 22:07 | ブランク

超ローカルなシーズナル・パターンの追求

ロッドメーカーによっては、ジャークベイト用とか、クランクベイト用とか、スピナーベイト用とか、想定する使い方に応じて明確にロッドをカテゴライズしていたりします。確かにそれはそれで買い手も売り手もわかりやすくて良いとは思うのですが、釣りの楽しさを追い求めていくと、いつしかそうしたメーカー側が設定する想定の枠から離れ、他の遊びと同様に、自分の感覚で道具で選ぶようになります。これを独り立ちというべきか、それとも自己の確立というべきか?そんな感じです。さらにこれが進むと、市販品ではマッチするものがなかなか見つからなくなり、いよいよカスタム化を検討し始めるようになったりするものだと思います。勿論、人とは違うものが欲しい、という切り口もあるかと思うのですが、以外に前者のような入り方でカスタムの世界に入って来る人の方が多いような気がしています(私がその一人です)。

先日もこのブログで2ポンドライン用にデザインされたトラウト用ブランクにつき紹介したところ、これがやっぱりあるのです。7フィートのULの活かしどころが!こうしたお客様に共通しているのは、皆さん、とても具体的なアイディアを持っているということ。場所はここ、季節はいつ頃、ルアーはコレ、釣り方はこう、と言った具合です。言ってみれば地域限定、季節限定の超ローカルな究極のシーズナル・パターンの追求です。

こうしたお客様からのインプットは、それはもう「なるほど」の連続だったりするのです。余りにも具体的なので、聞いているだけでこちらも釣れたような気分になれるのです。

今日明日は無理にしても、こうした超ローカルなシーズナル・パターンの確立から、新釣法と絡めて新たなカテゴリのJカスタムがリリース出来たらそれは楽しいだろうな、と期待してしまいます。
by bluepeaks | 2011-05-11 08:35 | ブランク

フィニッシュの違いがもたらすもの

当初は「毎日更新する!?」などと幻想も抱いていたのですが、現実は厳しく、営業に出たり、何だかんだと外出が重なると落ち着いてPCの前に座る時間も確保出来ず(座ることは出来ますが、考えをまとめられず)、今ではすっかり不定期エントリーが定着してしまいました(えぇ、言い訳です)。「ユルイ」とお叱りを受けるかも知れませんが、毎日更新を課してしまうと、思わぬ方向へ進んでしまう可能性があるので、今のような感じで、当面は、不定期エントリーで回していきたいと思っています。ご承知置き下さい。

さて、以前このブログでアンサンド・フィニッシュについて触れました。その際は、フィニッシュについて取り上げたというよりも、ブランクの製造プロセスを説明する中で、結果として現れるブランク表面の凸凹のワケについて説明した、という流れだったと思います。そこで、今日は、ブランクのフィニッシュ、つまり「仕上げ」について取り上げてみたいと思います。

「アンサンド・フィニッシュ」とは、前回触れたように、加熱により膨張するカーボン・ペーパーを、加熱により収縮するセロファンで抑え込んだ結果として生まれる凸凹、それを削らずに(サンドせずに)残したもの、と説明しました。

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表面の凸凹を研磨していないため、「アンサンド・フィニッシュ」は、「ローカーボン・フィニッシュ」に比べると必ず重くなります。結果、ロッドは、慣性の影響をより受けやすくなります。ロッドを操作する釣り人の意識としては、ロッドを「止めた」と思っていても、自重により、ロッドはなお動き続けようとします。これを釣り人は、いわゆる「ダル」と感じるのです。

因みに、ダルは英語の"dull"から来ていると思うのですが(「ダルい」じゃないですよねぇ?)、コレ、決して良い意味ではありません。切れ味が悪いとか、飲み込みが悪いとか、つまらないとか、面白くないとか、そんな散々な意味で使われる言葉です。要注意です。

話が逸れましたが、この自重の増加によりもたらされる慣性の影響を逆手にとろうとするのが近距離のキャスティングに特化したフライ・ロッド。ラインが出せない近距離のキャスティングにおいても、自重でロッドを曲げて、コントロールする、という具合です。

そして、この表面の凸凹を研磨するとノース・フォーク・コンポジットで採用している仕上げ「ローカーボン・フィニッシュ」になります。

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さらに、「ローカーボン・フィニッシュ」にペイントを施したのが「ペインテッド・フィニッシュ」。市販されているほとんどのロッドで採用されている仕上げになります。

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実際それがどの程度の効力を持つものなのかわかりませんが、機能的には「ペインテッド・フィニッシュ」により耐衝撃性が増すと言われています。しかし、耐衝撃性と引き換えに、ペイントにより、ブランクの重量は確実に増えます。たかがペンキと思うなかれ!ブランク本体の重さに対するペンキの重さの割合を考えれば、アングラーとして、それは決して無視出来るものではなくなるはずです。

マテリアルにも依りますが、平均的な6フィートのブランクの重さが40g前後。このブランクに2回塗りした時のペンキの量は10g前後となるはず。美しく仕上げるためには粘度を上げることになりますので、実際にはもっと多いかもしれません。この仮定が正しければ、なんとブランクの総重量(50g)に占めるペンキの割合は20%。ブランクそのものが軽ければ軽いほど、ペンキの影響は大きくなることになります。

ということは・・・本来感度が良いとされる高弾性マテリアルを使っていたとしても、その良さの2割り近くは、ペンキの重さで打ち消されていることになります。

ノース・フォーク・コンポジットのミッションは、全てのアングラーに釣りの楽しさを提供すること。一見無骨にさえ見えるローカーボン・フィニッシュは、実は、Garyのブランク哲学を最もわかりやすい形で表しているものなのです。
by bluepeaks | 2011-05-10 11:52 | ブランク

2ポンドライン用

昨日工場から「2ポンドライン用にデザインしたトラウト&スチールヘッド用ブランクがあるんだけど、日本で欲しい人いる?」との連絡を受けました。日本のトラウト・フィッシングと言えば、主流は、ミノーイング。故に、張りのあるブランクがマストだと思うので、とりあえず「ちょっと思いつかないなー」と、回答したものの、もしかしたら凄いアイディアを持った人がいるかもしれない・・・と思い、本日のブログで取り上げた次第です。

パーツナンバーは、日本未発表のFW701-1とStN 1161。FW701-1は、Fresh Waterシリーズの一つで、7フィート、Ultra Lightパワー、ルアーウェイトは、1/32-1/8、テーパーは、Fastです。1ピースです(長っ!)。StN 1161は、Steel Head Noodle(スチールヘッド・ヌードル)シリーズの一つで、11フィート6インチ(長っ!)、Ultra Lightパワー、ルアーウェイトは、1/16-1/8、テーパーは、Slowです。安心して下さい2ピースです。

初耳の方が多いと思うので、「ヌードル・ロッド」についてちょっと解説します。「ヌードル・ロッド」とは、Float and Jigメソッドに使われるロッドで、ちょうど1/16から1/8程度のラウンドタイプのジグヘッドを使うためのものです。ジグヘッドには、ソフトベイトではなく、ピンクや赤のマラブーなどを巻きます。つまり、フェザージグです。これにFloat、つまり、「ウキ」を付けて、川底を舐めるように転がしながらスチール・ヘッドを誘う、アメリカ西海岸では超メジャーな釣り方。丁度、フライフィッシングで言う「ルースニング」みたいなものです。

2ポンドラインである必要性は、ドリフトの質を高めるためです。糸が細ければ細いほど、フェザージグは、よりナチュラルに川底をドリフトすることになります。特に、水位が下がった状態では、魚の警戒心が高まりますので、このドリフトの質が釣果を大きく左右するのです。

2ポンドラインにより、ドリフトはナチュラルになるのですが、ラインが細くなった分、ランディングに苦労することになります。スチールヘッドは、フッキング後、ダッシュやら、ジャンプやら、首振りやらを繰り返すので、それらをかわして無事ランディングするためには、ショック吸収力に優れたプログレッシブで、スローなテーパーが求められます。結果、この釣りのためにデザインされたロッドは、長くて、そして、とても柔らかなまるで麺のようなロッドとなり、それを「ヌードル・ロッド」と呼んでいるのです。

ゲイリーの7つのエピソードでも取り上げましたが、この「ヌードル・ロッド」の有効性にいち早く気付き、製品化したのが何を隠そうGary Loomis。最近では、2ポンドラインが標準?なんだとか。こんなブランクに興味がある方、いらっしゃいましたら、以下までお知らせ下さい。今なら1本から取り寄せ可能です。

info@bluepeaks.co.jp

でも、この何とかして釣ってやろうという釣り人の欲って日本もアメリカも一緒ですね。これがあるから道具も進化する訳ですね。
by bluepeaks | 2011-05-07 19:26 | ブランク