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2017年 12月 07日 ( 1 )

ハイブリッドS2のフィニッシュ

最も硬いグラスファイバー素材であるS2と、張りと粘りが絶妙なバランスで調和した中弾性カーボンIMとを重ね合わせ結合させたコンポジットブランク、ハイブリッドS2ブランク。
a0183304_18102338.jpg

写真の通り、表面がツルっとしているので、中には「クリアペイントを吹いている?」と思われている方がいるようですが、何も吹いていません。これがいわゆる「アンサンドフィニッシュ」と呼ばれる「仕上げ」で、焼き上がったままの状態。「アンサンド」とは削っていない、ってこと。通常、HM/IM/SMとして販売しているカーボンブランクの場合、この状態からさらにひと手間かけて、表面の凸凹を削って出荷しているのですが、グラスコンポジットの場合は、その工程を省き、アンサンドフィニッシュで出荷しています。

じゃあ、なぜグラスコンポジットだけアンサンドフィニッシュなのか?

その理由は、グラスコンポジットの場合、グラスシートとカーボンシートを折り重ねて作っているため、表面を削ると予期せぬ形でグラスとカーボンの積層面が露出し、それが縞々模様となって見え、意匠的に非常に感性に訴えるものとなってしまうから。言ってみればコントロールしがたい木目のようなもので、同じ工程で同じにように作っても縞々が時にきつかったり、ゆるかったり、まっすぐだったり、曲がっていたり、間隔が空いてたり、空いていなかったりと、パッと見の差が大きくなってしまいます。そこで、製品としての意匠性を均一化するため、グラスコンポジットでは削らない選択をした次第。

そんな訳でのアンサンドフィニッシュです。


by bluepeaks | 2017-12-07 18:48 | ブランク