2024年1月31日付けにてお知らせした「低弾性カーボンSM販売終了のお知らせ」ですが、いよいよ残りも限られてまいりました。

本日現在、残っている商品は以下となります。

SB602-1(SM)：極少量
SJ706-1(SM)：少量
FW701-1(SM)：少量

現物に触れたことがないとイメージし辛いところではあるかと思いますので、参考にして頂ければと思い、例えばこんな使い方が出来る、を紹介したいと思います。

SB602-1(SM)

2パワー（ライトパワー）ではあるものの、国産のライトパワーと比べると遥かに強いブランクなので、ミディアムライトクラスで考えて良いと思います。6フィートのままブランクスルーで組んでいいですし、カーボンパイプを足して延長しても良いと思います。商品名が「スピンバス」なので、スピニングオンリーで考えがちですが、その必要は全くなく、キャスティングロッドとして組んでも問題ありません。素材こそ低弾性カーボンですが、6フィートというやや短めの長さもあって、そこそこの張り感が出ています。この特性を考え、巻物ロッドとして使うなら軽めのワイヤーベイトが良いでしょう。具体的には3/8オンスまでのチャターベイトやスピナーベイト、バスベイトなどです。さらに、2/7オンスまでのスメルトヘッドにもいいと思います（琵琶湖の北湖でディープのハードボトムを狙う釣りには向いていません）。一方、スラックラインを操作する操作系のロッドとして使うならジャークベイト、トップウォーターなど、ソフトベイトならテキサス、ドロップショット、フリーリグなんかに良いと思います。今の自分ならマイブームのベイトフィネスリールを使った1/8オンス、スメルトヘッド専用ロッドですかね

SJ706-1(SM)

はっきり言ってこのブランクが一番のお買い得品です。しかも、誰もが見落とす「竿抜け」的存在。えっ、これが低弾性？と思わせるシャッキと感のあるブランク。6パワー、つまり、ヘビーパワー表記ですが、お薦めは敢えてミディアムヘビーパワーと「みなす」こと。間違いなくハードベイトからソフトベイトまで、何にでもこなせるロッドに仕立てられると思います。長さはご自身で考えて下さい。あくまでもパワーとアクションの話をしています。アクションはファースト、それも典型的で、且つ、伝統的な、使い手、使い方を問わないファースト。なので、ビルド入門として使うのもアリかと思います。実はこのSM素材の７フィートスピンジグ、4番、5番と、どれも出来がいいブランクでした（そうなんです、同じデザインの中でも、特にいい、というのがあります）。取り扱いを中止せざるを得ない今、最も悔やまれるブランクの一つです

FW701-1(SM)

ちょっとダルんとしたフレッシュウォーターブランク。このブランクの活かしどころは、このダルさをどう使うか？です。自分ならまずはミドスト、I字、名古屋釣法、管釣り、ソルトのライトラインゲームなど（ホバストには向いていないと思います）。はっきり言ってこのブランクに限らずフレッシュウォーターブランクはスラックラインを自発的に操作する「操作系の釣り」には向いていません。それよりも出したラインのウェイトを利用して、ルアーとティップの間に程よい弛みを作りながら、表層とか、中層とかをゆっくりトレースしてくる釣りに向いています。アタリが出たら、竿でアワセるのではなく、そのままリールを巻き続け、巻き合わせてフックセット。そんな釣りです。幸いにも7フィートと長めなので、エンドをカットしながら、調子を出すことが可能です。いろんなやり方があるかと思いますが、自分の場合は、まずエンドから2インチずつ切っていき「良いところ」を見つけます。

以上参考にして頂ければ幸いです。