North Fork Compositesの魅力を紹介
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フィニッシュの違いがもたらすもの
当初は「毎日更新する!?」などと幻想も抱いていたのですが、現実は厳しく、営業に出たり、何だかんだと外出が重なると落ち着いてPCの前に座る時間も確保出来ず(座ることは出来ますが、考えをまとめられず)、今ではすっかり不定期エントリーが定着してしまいました(えぇ、言い訳です)。「ユルイ」とお叱りを受けるかも知れませんが、毎日更新を課してしまうと、思わぬ方向へ進んでしまう可能性があるので、今のような感じで、当面は、不定期エントリーで回していきたいと思っています。ご承知置き下さい。
さて、以前このブログでアンサンド・フィニッシュについて触れました。その際は、フィニッシュについて取り上げたというよりも、ブランクの製造プロセスを説明する中で、結果として現れるブランク表面の凸凹のワケについて説明した、という流れだったと思います。そこで、今日は、ブランクのフィニッシュ、つまり「仕上げ」について取り上げてみたいと思います。
「アンサンド・フィニッシュ」とは、前回触れたように、加熱により膨張するカーボン・ペーパーを、加熱により収縮するセロファンで抑え込んだ結果として生まれる凸凹、それを削らずに(サンドせずに)残したもの、と説明しました。
表面の凸凹を研磨していないため、「アンサンド・フィニッシュ」は、「ローカーボン・フィニッシュ」に比べると必ず重くなります。結果、ロッドは、慣性の影響をより受けやすくなります。ロッドを操作する釣り人の意識としては、ロッドを「止めた」と思っていても、自重により、ロッドはなお動き続けようとします。これを釣り人は、いわゆる「ダル」と感じるのです。
因みに、ダルは英語の"dull"から来ていると思うのですが(「ダルい」じゃないですよねぇ?)、コレ、決して良い意味ではありません。切れ味が悪いとか、飲み込みが悪いとか、つまらないとか、面白くないとか、そんな散々な意味で使われる言葉です。要注意です。
話が逸れましたが、この自重の増加によりもたらされる慣性の影響を逆手にとろうとするのが近距離のキャスティングに特化したフライ・ロッド。ラインが出せない近距離のキャスティングにおいても、自重でロッドを曲げて、コントロールする、という具合です。
そして、この表面の凸凹を研磨するとノース・フォーク・コンポジットで採用している仕上げ「ローカーボン・フィニッシュ」になります。
さらに、「ローカーボン・フィニッシュ」にペイントを施したのが「ペインテッド・フィニッシュ」。市販されているほとんどのロッドで採用されている仕上げになります。
実際それがどの程度の効力を持つものなのかわかりませんが、機能的には「ペインテッド・フィニッシュ」により耐衝撃性が増すと言われています。しかし、耐衝撃性と引き換えに、ペイントにより、ブランクの重量は確実に増えます。たかがペンキと思うなかれ!ブランク本体の重さに対するペンキの重さの割合を考えれば、アングラーとして、それは決して無視出来るものではなくなるはずです。
マテリアルにも依りますが、平均的な6フィートのブランクの重さが40g前後。このブランクに2回塗りした時のペンキの量は10g前後となるはず。美しく仕上げるためには粘度を上げることになりますので、実際にはもっと多いかもしれません。この仮定が正しければ、なんとブランクの総重量(50g)に占めるペンキの割合は20%。ブランクそのものが軽ければ軽いほど、ペンキの影響は大きくなることになります。
ということは・・・本来感度が良いとされる高弾性マテリアルを使っていたとしても、その良さの2割り近くは、ペンキの重さで打ち消されていることになります。
ノース・フォーク・コンポジットのミッションは、全てのアングラーに釣りの楽しさを提供すること。一見無骨にさえ見えるローカーボン・フィニッシュは、実は、Garyのブランク哲学を最もわかりやすい形で表しているものなのです。
さて、以前このブログでアンサンド・フィニッシュについて触れました。その際は、フィニッシュについて取り上げたというよりも、ブランクの製造プロセスを説明する中で、結果として現れるブランク表面の凸凹のワケについて説明した、という流れだったと思います。そこで、今日は、ブランクのフィニッシュ、つまり「仕上げ」について取り上げてみたいと思います。
「アンサンド・フィニッシュ」とは、前回触れたように、加熱により膨張するカーボン・ペーパーを、加熱により収縮するセロファンで抑え込んだ結果として生まれる凸凹、それを削らずに(サンドせずに)残したもの、と説明しました。
表面の凸凹を研磨していないため、「アンサンド・フィニッシュ」は、「ローカーボン・フィニッシュ」に比べると必ず重くなります。結果、ロッドは、慣性の影響をより受けやすくなります。ロッドを操作する釣り人の意識としては、ロッドを「止めた」と思っていても、自重により、ロッドはなお動き続けようとします。これを釣り人は、いわゆる「ダル」と感じるのです。
因みに、ダルは英語の"dull"から来ていると思うのですが(「ダルい」じゃないですよねぇ?)、コレ、決して良い意味ではありません。切れ味が悪いとか、飲み込みが悪いとか、つまらないとか、面白くないとか、そんな散々な意味で使われる言葉です。要注意です。
話が逸れましたが、この自重の増加によりもたらされる慣性の影響を逆手にとろうとするのが近距離のキャスティングに特化したフライ・ロッド。ラインが出せない近距離のキャスティングにおいても、自重でロッドを曲げて、コントロールする、という具合です。
そして、この表面の凸凹を研磨するとノース・フォーク・コンポジットで採用している仕上げ「ローカーボン・フィニッシュ」になります。
さらに、「ローカーボン・フィニッシュ」にペイントを施したのが「ペインテッド・フィニッシュ」。市販されているほとんどのロッドで採用されている仕上げになります。
実際それがどの程度の効力を持つものなのかわかりませんが、機能的には「ペインテッド・フィニッシュ」により耐衝撃性が増すと言われています。しかし、耐衝撃性と引き換えに、ペイントにより、ブランクの重量は確実に増えます。たかがペンキと思うなかれ!ブランク本体の重さに対するペンキの重さの割合を考えれば、アングラーとして、それは決して無視出来るものではなくなるはずです。
マテリアルにも依りますが、平均的な6フィートのブランクの重さが40g前後。このブランクに2回塗りした時のペンキの量は10g前後となるはず。美しく仕上げるためには粘度を上げることになりますので、実際にはもっと多いかもしれません。この仮定が正しければ、なんとブランクの総重量(50g)に占めるペンキの割合は20%。ブランクそのものが軽ければ軽いほど、ペンキの影響は大きくなることになります。
ということは・・・本来感度が良いとされる高弾性マテリアルを使っていたとしても、その良さの2割り近くは、ペンキの重さで打ち消されていることになります。
ノース・フォーク・コンポジットのミッションは、全てのアングラーに釣りの楽しさを提供すること。一見無骨にさえ見えるローカーボン・フィニッシュは、実は、Garyのブランク哲学を最もわかりやすい形で表しているものなのです。
by bluepeaks
| 2011-05-10 11:52
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