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知られているようで知られていないザリガニの生態(その3)

ちょっと前回は内容的に肩透かし感があったように思いますが、今回はとってもためになる濃い内容になっていると思います。

さあ、早速行きましょう

タイトルは"The naked truth"

「裸にされた真実」とでも言えばいいでしょうか

a0183304_134169.png


<以下翻訳>

交尾の後、雌は穴に潜り込み、受精した卵を抱卵する。雄はその後脱皮し、硬化した生殖器を分離し、身を隠す。「脱皮」こそがバスがクローフィッシュを腹一杯に詰め込むタイミング、と思われている向きもあるが、実はそうでもないかも知れない。「多くのアングラーが脱皮と春のクローフィッシュ食いを結びつけて考えているが、実際、春のバスの高活性の理由は求愛行動中のクローフィッシの無防備さによるものだ(タートリアニ氏談)」

脱皮後、雄は孤独な行動パターンへと戻る。このため、雄のクローフィッシュは求愛行動中のようにバスにとって身近な餌ではなくなる。雄は穴の中に潜り込み、夕方とか、ローライトの時など、条件があった時にだけ穴から這い出してくる。

脱皮は、オリーブやブラウンなどのカモフラージュカラーから明るいオレンジや赤へ、劇的な色的変化をもたらす。明るいオレンジや赤はバスにとっても容易に視認可能な色だ。しかし、バスは、脱皮期間中、求愛行動期間中よりも、より大きなエネルギーを費やし、より賢く動かなければクローフィッシュを捕食することはできない、ということを理解しておくべきだ。

一方の雌は、水温にも依るが、卵を30日前後で孵化させる。孵化した幼生は雌にしがみ付き、種により異なるが2日から7日おきに脱皮を繰り返す。そして、3回目の脱皮を終えると、幼生の体長は約1インチ半(4cmくらい)程度に達し、巣立つ。雌はその後直ちに脱皮し、静かな夏のローライトフィーディングパターンへと移行。岩の間で出来る限りじっとして夏を過ごすのだ。

成長可能な期間にも依るが(水温とか水域の特徴のことを言ってます)、春に生まれた大半の幼生が成熟する秋が訪れるまで、幼生達は岩場に住み着き、脱皮を繰り返す。この初夏の生育期間におけるクローフィッシュの最大の脅威はコイ科の魚やその他のボトムフィーダーであって、バスではない。

end.


というのが第3回になります。

しかし、脱皮を3回終えると体長が約1インチ半(4cmくらい)ってデカくないですか!

母親の大きさが伺い知れますね

初回にも書きましたが、大きさとか、数とか、時間とか、パラメーターは水域やクローフィッシュの種類によって異なるので、それらの数字を鵜呑みにするのではなく、あくまでもクローフィッシュの行動パターンとして理解し、タイミングを読み解くことにこそ意味がある、と理解の上、参考として下さい。

でないと「オレの知ってるザリは違う」ていうツマラナイ話になってしまうので

なんと言ってもアメリカだけでも50種類もいるそうですから。

上の幼生の大きさを見て、改めてそう思いました。

なので、改めて注意書きを(その1から引用)


「なお、文中で取り上げる数々のパラメーターや時間、その他のコンディションなどは、水域やクローフィッシュの種類、緯度によって異なるということを心に留めておいて欲しい。

その他全ての生き物がそうであるようにクローフィッシュの行動もまた、求愛、捕食、防衛により決定付けられている。つまり、そうした行動のタイミングを読み解くことこそがクローフィッシュのイミテートをバスフィッシングに安定活用していく上でのキーとなるのだ」



Bye for now
# by bluepeaks | 2017-06-11 13:00 | B.A.S.S.

知られているようで知られていないザリガニの生態(その2)

知られているようで知られていないザリガニの生態(その2)です。

では、早速本編に進みたいと思います。

タイトルは"LOVE ON THE ROCKS"

「石の上を愛する」

と言ったところでしょうか

ではスタートします

まずこちらが本文です

a0183304_8104016.png


<以下翻訳>

地域により異なるが、2月から5月がクローフィッシュがまず最初に大きな動きを見せる時だ。水温が約華氏50度(摂氏10度)に達する頃、クローフィッシュは石の間などから這い出し、開けたオープンエリアに出てくる。そして、雄は雌を探し始める。

這い出してきた多くのクローフィッシュは前年秋の性的にアクティブな状態をなお継続したままだ。水温の上がり方にも依るが、このわずか2週から3週の間こそが、雄が岩の上を彷徨い歩き、バスに対して自らを晒す、年に数回あるかないかの貴重な機会なのだ。

水温が45度未満(摂氏7度)の場合、クローフィッシュはほぼ活動することなく、泥の穴の中か、岩の間に隠れている。しかし、50度を超えた時、状況は一変する。こうしたことが研究により明らかになっている。

では、バスはどこでそんな弱々しいマッドバグ(クローフィッシュのこと)を狙うのだろうか?それは岩が導いてくれるだろう。少し簡略化し過ぎに聞こえるかも知れないが、岩場こそが、最も多くのクローフィッシュを確認出来る場所なのだ。すなわち、岩場こそフィーディング状態にあるバスを最も多く確認出来る場所でもあるのだ。

大事な要素は平均水温が50度に達していること、そして、泥や汚泥を被っていないクリーンな岩の存在だ。バスはヒレで産卵床を清潔に保とうとするが、クローフィッシュは、カレントや波の作用を利用し、生息地をクリーンに保とうとする。無限の生息地を作ることが出来る洞窟を開くために、岩は清潔でなければならない(意味不明。たぶんこれ、宗教的な表現なのかも?)。それは、風の当たる水深3フィート(約90cm)の岬かもしれないし、湖のど真ん中にある水深30フィート(約9m)にある小さなハンプかもしれない。2月のアラバマを釣ろうと、5月のミシガンを釣ろうと、求愛行動中のクローフィッシュとそれを狙うバスを引きつけているのはクリーンな岩と適水温だ。

種類によっては、クローフィッシュは泥底でも産卵行動をとる。しかし、もし、クリーンな岩場があれば、泥底は選ばない。

バスがクローフィッシュを探し出す方法の一つが音だ。「クローフィッシュが岩の上を動くことにより、コツコツと叩くような音や、カチカチとクリックするような音が発せられる。バスはこの音を聞いてクローフィッシュを見つけ出す(タートリアニ氏談)」。

クローフィッシュはまた光に対して繊細な生き物だ。水の透明度と太陽光の浸透度合いは、彼らの活性と生息場所を決める上で重要な要素となる。もし、生息場所がシャローになり、太陽光により晒されるようになったら、ローライト、もしくは、曇りの日の方が太陽が降り注ぐ午後よりも良い釣りが出来るだろう。

end.

source from https://www.bassmaster.com/understanding-bass-forage-crawfish

クローフィッシュ、つまり、ザリガニと聞くとどうしても「濁った水路」というイメージが強いので、そんな場所ばっかり想像しがちなんですが、上の解説によれば大事なのは、クリーンな岩(水温はひとまず置いといて場所の話から)であり、そんな無数にある岩のうち、クローフィッシュにとってさらに一等地となる一級の岩、その深さは、その湖の透明度次第ってことになりますよね。もしかしたら、思っているよりもずっと深いところに一等地があるのかも。
# by bluepeaks | 2017-06-10 10:42 | B.A.S.S.

知られているようで知られていないザリガニの生態(その1)

余計な前振りは置いといて、先の予告の通り、早速ザリガニの生態の話に移りたいと思います

と言いつつ、その前に一つ注意を

文中出てくるクローフィッシュは日本でいうザリガニのことです

ただ、アメリカには分類上50以上のクローフィッシュが生息しているらしく種類も様々

なので、文中にも出てきますが、以下で取り上げるクローフィッシュの生態が必ずしもあなたの知っているザリガニの行動に一致しているか、というと・・・、そうでもない、とのこと

なので、一般的なザリガニの行動パターンとして理解頂きたく、お願いします。

ということで、まずは、本文からご紹介

a0183304_8445794.png


<以下翻訳>

クローフィッシュの求愛行動や脱皮について知ることは、それをイミテートしているルアーを使う場面において、大きな優位性をアングラーにもたらすだろう。

ほとんど全てのバスアングラーは、クローフィッシュのイミテーションを、今なぜここで使うべきなのか、その明確な理由を理解することなく使っている。さらに言えば、もっと重要なことはいつ使うべきか、ということなのだ。アングラーはクローフィッシュルアーがしばしば有効であり、時には、それがなくてはならないベイトであるということを経験的に知っている。しかしながら、クローフィッシュベイトをいつ使うべきなのか、その理由を真に理解するためには、まず、なぜバスがクローフィッシュを捕食しているのか、そして、いつが最も効果的なのか、この点から理解する必要がある。

クローフィッシュは実際どこにでもいる。水路とか、水没した耕作地とか、近所の池とか、もちろん、皆が大好きな貯水池とか、川にも。陸続きの全米48州のうち、クローフィッシュが生息していない州など一つも存在しない。フィーディング状態のバスの泳ぎ回っているその周辺にだってだってたくさんいる。別にケイジャンとか、にわかケイジャンのこと言っているんじゃない(ココ自信なし・・・意味が掴めていません)

クローフィッシュの生態について深く知ることはアングラーに大いなる力をもたらす。なぜなら、このバスが大好きなディナーアイテムをイミテートしたベイトをフル活用出来るからだ。そのために、理科の授業をもう一度受けよう。本誌は、業界内でも最も知識豊富と言われるフレッシュウォーターロブスターマン達とともに、理科の授業を再び受講することを皆さんにお勧めする。

なお、文中で取り上げる数々のパラメーターや時間、その他のコンディションなどは、水域やクローフィッシュの種類、緯度によって異なるということを心に留めておいて欲しい。

その他全ての生き物がそうであるようにクローフィッシュの行動もまた、求愛、捕食、防衛により決定付けられている。つまり、そうした行動のタイミングを読み解くことこそがクローフィッシュのイミテートをバスフィッシングに安定活用していく上でのキーとなるのだ。

end.


Source from https://www.bassmaster.com/understanding-bass-forage-crawfish

ってことで、理科の授業風に話しが進んでいくものと思われます。

続きは後日
# by bluepeaks | 2017-06-09 10:12 | B.A.S.S.

知られているようで知られていないザリガニの生態

ザリはバスにとって栄養価の高いご馳走、だから、バスはザリが大好き・・・

と言われてて、その結果か、アメリカにも、日本にもザリガニをイミテートしたルアーがソフトからハードまで、果てはペイント柄まで、それこそ市場に溢れかえるほどある訳ですけど、その生態については自分も含め、皆さんイマイチ知らないのが本当のところかと。

ワカサギとか、アユとか、昔から人も好んで食べている魚の場合は、その生態もまぁまぁ明らかになってますけど、多くの人にとって、ザリについては子供時代の経験レベルがせいぜいかと(エェ、もちろん自分もその一人です)。

例えば・・・

暖かくなると水路とかで見かけるようになる・・・とか、

5月くらいに抱卵する・・・とか、

脱皮する・・・とか、

秋も深まってくるとパッタリ見かけなくなる・・・とか、

この程度の認識が一般的かと

周りを見渡したって、ワカサギやアユの生態について熱く語る人はいても、ザリの生態について語る人なんてほぼいない

でも、釣ったバスの口の中からザリのハサミが出てる・・・なんてことは決して珍しくないので、みんな一様にザリを重要なベイトの一つと考えていたりする・・・

で、そんなザリの生態、ザリをフツーに食べるアメリカ(南部ね)でさえ、実はあんまり知られていないんだとか

しかも、バスアングラーの間でさえ、あんまり知られていないのだそうです

ッてことで、そこに焦点を当てた記事がBass Master Magに掲載されていたので、次回から翻訳してみたいと思います。

a0183304_1651033.png


Source from https://www.bassmaster.com/understanding-bass-forage-crawfish

さっとしか読んでいないですけど、なかなか興味深いことが書いてありますよ。
# by bluepeaks | 2017-06-08 17:52 | B.A.S.S.

ブラックレーベルタックル

意外と知られていないようなので、EDGE PACEMAKER(エッジペースメーカー)をデザインしたB.A.S.S.エリートプロ、クリフ・ペイスが作るルアー、「ブラックレーベルタックル」について取り上げてみたいと思います。

まず、クリフは1980年5月23日生まれの37歳、
ミシシッピ州在住、
参戦したトーナメントは本日現在128戦、
優勝3回、
トップテンフィニッシュが26回、
生涯獲得賞金が$1,493,140(約1億7千万円)
2013年のバスマスタークラシック・チャンピオン
趣味はボウハンティング(弓矢によるハンティング)と料理とルアー作り

で、この趣味からスタートしたルアー作りが「ブラックレーベルタックル」に発展、

と言う流れになります。

では「ブラックレーベルタックル」ブランドでどんなルアーを作っているのか、

というと、

例えば写真のスクエアビルとか、

a0183304_9354271.jpg


フラットサイドとか、

a0183304_932449.jpg


ディープダイバーとか、

a0183304_9331427.jpg


さらには、スイッシャーとか、

a0183304_9362672.jpg


土地柄が明確に反映された如何にも南部のバスカントリーって感じのラインナップです

アメリカでさえどこでも買えるってモノじゃありません

でも、驚くべきは日本のプロショップでも何回か目にしたことがあるってこと

なので、既に日本にも愛用者がいるのではないでしょうか?

そんなルアーを作っているエリートアングラーがクリフ・ペイスで、

そんなクリフがデザインしたロッドがEDGE PACEMAKER(エッジペースメーカー;通称EPM)な訳です

ブラックレーベルタックルのウェブサイトは以下

https://www.blacklabeltackle.com/

通販もやっているようなので、興味のある人は「ポチッ」とお一つ如何でしょうか!?

All of the photos above come from https://www.blacklabeltackle.com/
# by bluepeaks | 2017-06-05 09:51 | EDGE