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自重わずか53gのフリッピング・ブランク

長さとパワーが求められるため、フリッピング・ロッドというと、「重くて当たり前」とか、「重くても仕方が無い」とか、「そもそもフリッピング・ロッドは重いもの」と、捉えられているものと思います。しかし、フィッシング・パターン的には、フリップしか成立しないという状況も多々あり、結果として、一日中フリップし続けることも良くあるのではないかと思います。

「一日中フリップする」と言っても、実際には、フリップしている時間よりもジグやワームを操作している時間の方が長いはずです。また、表現こそ「フリップ」としていますが、昨今のプレッシャーのかかったフィールドでは、ディスタンスを確保するため、ピッチングを併用/多用するケースが殆どと思います。となると、必然的にティップは、下を向いている時間よりも、上を向いている時間の方が長くなるはず。であれば、ロッドは少しでも軽い方が良い。

でも、単に長くて軽い竿が必要なのではありません。基本、フリッピングは、カバーの釣りですから、長さと軽さの中に強靭なトルクがなくてはいけないのです。そこで、お奨めしたいのが、タイトルにもなっているノースフォークコンポジットが誇るハイエンド・マテリアルNext HMを使用したFlip 766-1(HM)

フリッピング用にデザインされた7フィート6インチのブランクであるにも関わらず自重はわずか53g。これは6フィート台のブランクに匹敵するものです。そんな軽さを誇るブランクではありますが、アシ奥でフッキングしたバスを一気に引き寄せる頼もしいパワーを備えています。まさに、これこそが超高圧巻きがもたらすメリットと言えます。

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# by bluepeaks | 2011-06-26 23:13 | ブランク

Burning?

聞きなれない言葉だと思いますが、「バルジング」と呼ばれている釣法がアメリカにはあります。要はスピナーベイトの表層早巻きなんですが、日本で「バーニング」と呼ばれているメソッドです。B.A.S.S. Timesを読むまではずーっと「燃やす」という意味の"burning(バーニング)"だと思っていたのですが、どうやら水を燃やすことはさすがのアメリカ人にも出来ないらしく、"bulging(バルジング)"と呼ぶのが正しいようです。

"bulge"は動詞で「膨れる」とか、「丸くなる」とか、「はみ出る」と言った意味で、まさにあのスピナーベイトのブレードが作り出す水流で、盛り上がった水の状態を表現しているものだと思われます。妙に納得。なるほど、"burn(燃やす)"って感じよりも、水を「盛り上げる」="bulge"と言った方がずっとシックリと来ますね。先日の"spine"もそうですが、本当に良く観察し、正しく表現していると思います(あんなにアバウトだったりするのに・・・)。

このバルジング、最近知ったことなのですが、スモールマウスバスにもとっても良く効きます。それもバンクから遥か離れた水深10メートルもあるような沖合の中層にサスペンドするスモールを、このバルジングで釣るのです。アフタースポーンのラージにバルジングが効くことは以前から知っていましたが、まさか中層にサスペンドするスモールにも効くとは・・・。

こういう意外性のある釣りってバス・フィッシングの醍醐味の一つだと思うのです。こういう新たな「気づき」があるからこそ、何年やっても飽きないし、楽しいんですよね。そんなバスフィッシングができるフィールドを大切にして行きたいですね。

因みにブリブリとした強烈なバイブレーションを生み出すために、ダブル・コロラドの懐かしのスタンレーのバイブラシャフトを引っ張り出してきて使っていたのですが、どうやらダブル・コロラドだけじゃなくて、ダブル・ウィローが効く状況というのもあるようです。深いですね~

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# by bluepeaks | 2011-06-25 22:55 | ルアー

トリガーレス

1点ワンオフモノとして尖ったロッドに採用されていることが多いトリガーレスグリップ。オーバーヘッドやアンダーハンドなのでは、今ひとつ不安が残るものの(事実、ロッドごと投げてしまった・・・なんて話も聞きます)、ピッチングに限って言えばトリガーとの「当たり」がないため、長時間使っていても指が痛くならない(当たり前か!)。ニッチですけど、こういうところに活躍の場があるようです。

ただ、より広い視野で見た時、どの程度、このトリガーレスを求める声が市場にあるのか、それがよくわからないのもまた事実。だいたいピッチングだけで釣りが成立するフィールドって日本にいくつある・・・という感じです。そんな中ではありますが、自分で削るには余りにも大変過ぎる、という声もあり、とりあえず、ということで、サンプルを作ってみました。

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サンプルを手にして感じることは、オーバーヘッドでも、アンダーハンドでも、がっちりとしたパーミングではなく、言ってみれば「半パーミング」のようなユルいパーミング風の持ち方であれば、以外と実用に耐えられるような気がします。この前提となるのはロープロファイルのリール。ロープロファイルのリールとピッチングが生み出した派生グリップと捉えておくのが正しいような気がしています。ただし、手持ちのロッドでグリップ形状を揃えた方が無難ですね。ロッドの持ち替えと同時に、下手するとロッド毎、バビューンなんて話もありそうです。

因みにこの色はサーフェイサーの色で下地処理のままです。
# by bluepeaks | 2011-06-25 08:25 | カスタムロッド

スパインとガイドセッティング

暫くサボってしまった分を取り返す!訳ではありませんが、朝からブログのネタ出しと校正をしてます。で、今日は、先日、ブランクをご購入頂いたお客様から頂いたお問い合わせに関する話題。

お問い合わせの内容は「・・・ところで、Garyさん自身がロッドをビルドする時、スパインはどうしているんでしょうか?」というもの。

恐らくこのブログをお読みの皆さんに、スパインにつき改めて説明する必要などないと思いますが、念のため、軽く触れると、「スパイン」とはブランクの背骨のこと。カーボン・ペーパーをマンドレルに巻きつけて行くと必ず出来る巻き終わりの部分、この終点というか、終線(境界線)というべきものが作り出すブランクの中でも特に張りの強い部位をスパインと呼んでいます。文章ではなかなかわかりにくいと思いますので、詳しくは富士工業のカタログ「誰にでもできるロッドクラフト」を参照して下さい。絵を見れば一発で理解出来ます。

そのスパインなのですが、Garyのセッティング方法は極めてシンプルなもの。スピニング・ロッドやフライ・ロッドの場合は、スパインの反対側に、キャスティング・ロッドの場合は、スパイン上にガイドを設置するとのこと。これだけ引っ張ておいて「なーんだ」と言われかねない「フツー」な展開なのですが、一般的に広く採用されている方法と同じです。強いて言えばスパインを積極的に活かすセッティング、かと(強いて言い過ぎか!)。

ところで、この日本語で言う「スパイン」、勿論、オリジナルは英語なのですが、そのスペルは"spine"で、意味は「背骨」です。最近では、「芯」などと呼ばれることもあるようですが(それはそれでわかりやすいけど)、チューブラー構造で、しかも、必ず一方にのみ現れる偏りのある張りの強い部位を敢えて「芯」ではなく、「背骨」と表現したところがまさに絶妙だと個人的には思うのです。凄く良く観察し、正しく表現していると思うんです。
# by bluepeaks | 2011-06-24 08:45 | ブランク

福島に行ってきました

ここのところ暫くブログの更新をサボってしまいました。毎回読んで頂いている皆様、申し訳ありません(何かここのところ謝ってばっかりなのです・・・)。実は、今週、東北行脚の旅に出ていました。目的は二つです。一つは北の大地でフリッピング・ロッドのテストをすること、そして、福島のカスタム・ロッド・ビルダー"BOMBER FACTORY"さんと諸々今後の事を打ち合わせすること、です。でも、ただ打ち合わせするのも勿体ないので(何が勿体ないんだ?)、そこは釣り好きの二人、「プラス湖上でもミーティングしましょう!」と言うことになり、会場は桧原湖に決定。スポーニング後のため、個々の魚のコンディションは今ひとつでしたが、ここ数年でも一番と言われほど個体数は多く、二人で何匹釣ったのか後から振り返りカウントすることが出来ない程、釣ることが出来ました。ペンシルベイト、ジャークベイト、スピナーベイトと、ハードルアーだけで楽しむ事が出来ます。特にスピナーベイトの"bulging(表層早弾き)"は超楽しかった。

そんな近年稀に見るコンディションの良い桧原湖ではありますが、心配なのは今も続く震災の影響、風評被害です。桧原湖のワカサギからも放射性物質が検出された話は皆さんもよくご存じのことと思います。でも、最近行われた二次調査の結果は知っている人は殆どいないと思います。聞けば、二次調査で、放射能は、かつての半分以下になっていたのだそうです。こういう被災地にとって、とりわけ観光を生業としている地域とって、死活問題とも言える、本当に重要な情報が残念な事に全く報道されていないのです。どんな判断がそこに介在していたのかわかりませんが、「ニュース性に乏しい」とか、「インパクトに欠ける」とか、または、「100%安全じゃない」なんて事を理由にスルーされてしまったのではないでしょうか。

メディアの流す情報に対して、過剰に反応してしまう人達が多く存在していることをメディアは認識しているはずです。事実、風評被害云々と伝えています。であるならば、一度流した情報については、アップデートを出すべきではないのか、それが情報の発信者としての責任でもあるし、風呂敷を畳み方ではないのか、と改めて今回感じました。仕事の仕方、取り組み方、というところにも繋がりますよね。
# by bluepeaks | 2011-06-24 00:07 | 四方山