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マグバス(その2)

前回の続きマグバスネタです。今こうして読み返してみると、やはり文字だけではちょっとわかりにくかったかと思うので絵を描いてみました。

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上の図のどちらもバット径は一緒です。そして、ティップ径も一緒です。違いは絞られ方です(ここについて言及していませんでした。すみません)。

で、上がマグバステーパーで、下がノースフォークコンポジットで言えばスピンジグなどで採用されているテーパーです。

マグバスがブランク全体がしなやかに曲がるのに対して、スピンジグの場合、曲がる部分がティップ側に寄っている、つまり、ティップアクションであることがわかるかと思います。もちろん、実際には、カッティングパターンだったり、素材の硬さ(弾性率)だったり、素材の組み合わせだったり、複数の要素の融合によって最終的なアクションが作り出されるので、そんなに単純ではないのですが、「マグバス」で言うところの「マグナムテーパー」の特徴を言い表せば、まぁこういうことです。
by bluepeaks | 2017-02-25 08:44 | ブランク

マグバス(その1)

最近、自分でロッドをビルドするお客様が増えて来たように感じる今日この頃です。

で、そんなお客様達からまぁまぁ聞かれることがあるので、今日は、この場で取り上げてみることにしました。

それはタイトルにあるマグバス。

マグバスって英語で書けば"MAG BASS"で、この"MAG"は"MAGNUM"の"MAG"です。

だから、正式には"MAGNUM BASS"になります。

じゃ、そのマグナム・バスって何よ、って話ですが、実は、このマグナム・バスの後ろには言葉が隠れています。その隠れている言葉とは「テーパー」。そう、ブランクの物理的な形状を表現する言葉であるテーパーです。

つまり、マグバスとは正しくはマグナムバステーパーになります。これはマグナムテーパーのバス用のブランクという意味です。「バス用のブランク」については、解説の必要などないと思いますので、省きます。

で、やっとここからが本題です。

じゃ、マグナムテーパーって何だ?って話ですけど、マグナムテーパーとは、ティップ径とバット径の差が大きく違う物理形状からなるブランクのことです。ティップとバットのギャップが大きいことを「マグナム」と表現している訳です。

この例に限らず、アメリカ人の場合、ネーミングには必ずと言っていいほど、ちゃんとした意味を込めるので、言葉本来の意味を知ることで、その製品が生まれたバックグラウンドや必要性なんかも窺い知ることが出来るもんです。

で、話を戻すと、ティップ径とバット径の差が大きい、ギャップの大きい形状になるとブランクはどうなるか?ということですが、そのような物理形状のブランクの場合、ブランク全体がしなやかに曲がる、という特性を見せます。では、全体がしなやかに曲がることにより、釣り人的にはどう感じるか?というと、

例えば・・・

キャスティング時にはスィートスポットが大きいように感じたり・・・
フッキング時にはフッキングストロークに余裕を感じたり・・・
ランディング時には粘り、追従性の高さ、懐の深さを感じるたり・・・

するはずです。

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そんなアドバンテージをアングラーにもたらすテーパーデザイン、それがマグバスです。

こうして書くと必ず「バスって書いてあるからバス以外には使えないの?」と聞かれることがあるのですが、そんなことは全くありません。ソルトのジギングに使っているお客様もいます。トラウトロッドに使っているお客様もいます。そんなマグバスはとても汎用性の高いデザインになっています。

マテリアルの質もローリングの技術も今とは全く違う環境において、こうしたギャップの大きいマグナムテーパーブランクの製法をいち早く確立した功労者こそがゲイリー。今では各社からMBXXXというパーツナンバーの製品がたくさん出ていると思いますが、その全ての起源がゲイリーという訳です。

なので、まず最初の1本に迷ったらマグバス(MAG BASS)をお薦めしたいと思います。
by bluepeaks | 2017-02-23 14:37 | ブランク

ACR73MH受注開始のおしらせ

ビッグレイクでのファーストムービングルアーの釣り全般を網羅するハイブリッドS2を使用したグラスコンポジットロッドACR73MHの受注を2月25日より開始させて頂きます。

以下スペックになります。

ACR73MH

Rod Length:7'3"
Material:Hybrid S2(S2 + IM layer composite)
Guides:FUJI製ガイド(チタンフレーム+SiCリング、ステンレスフレーム+SiCリング)
Power:Medium Heavy
Lure:1/4 - 1oz.
Line:12 - 20 lb.
Grip Length:26cm(リールシート接合部からエンドキャップまで)
Applications:Mid to Deep Divers, Spinner Bait, Chatter Bait, Swimming Jig, Soft Swim Bait
Attachment:Rod Glove社製NFCロゴ入りロッドチューブ
Price:41,000円(税別)

では写真で製品を紹介させて頂きます。

まずバットのデザインは昨年末にリリースした他のACRシリーズと同じデザインです。

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グリップ長はオープンウォーターでのロングキャストを想定し、26センチ。そして、今回はセパレートハンドルを採用

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グリップマテリアルは、コスト的にも頑張って皆様から高く評価頂いておりますハイグレードコルク

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バットエンドも他のACRと同じラウンド処理を施したEVA製キャップ

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リールを固定するフードリングはローカーボンフィニッシュのカーボンフード。そこにアクセントとして蛍光グリーンのスレッドを二巻

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ガイドは富士工業製を使用。バットガイドはステンレスフレームのSiCガイド

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ティップセクションにはチタンフレームのSiCガイドを採用。これはグラスファイバーの中でも最も軽い素材とされるS2グラスの特性を十二分に引き出すための選択

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そして、出荷開始は3月中旬を予定。

「またいつもの出荷時期変更があるんじゃないの〜」

という声が聞こえてこない気がしないでもありませんが、現在、生産を鋭意進めておりますので、目標ということで、お伝えしておきます。

気持ちは

なんとか春のクランキング祭りには間に合わせたい!

この一心でございます。
by bluepeaks | 2017-02-23 11:17 | Jカスタム

ご来場ありがとうございました!

今回は予め余裕を持ってスタートしたものの、いつの間にか、いつもの通り何か何までギリギリのタイミングで進んで来たThe Keep Cast 2017も無事に終了致しました。ご来場頂きました皆様、お立ち寄り頂きました皆様、ご協力頂きました皆様、そして、企画進行した事務局の皆様、ありがとうございました。感謝です。来場者数も前年対比で10%以上伸びたとか。もはや展示会の枠を超え、お祭りですよね、Keep Castって。

ではまた来年!チャオ!

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by bluepeaks | 2017-02-20 11:24 | イベント

EPM

EDGE便が無事今朝到着。

まったくいつもの事ながらギリギリのタイミングです。

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極東の島国に生まれ育った身としては毎回ハラハラドキドキなんですが、こうしたギリギリのタイミングばかりが続くと、怖いもので段々と麻痺してきます。かれこれメリケンと仕事をして20年近くが過ぎようとしていますが、その中でもノースフォークの連中はかなりギリギリの線で攻めてくるタイプ。だから、計画通りに物事が進まないとイライラしゃちゃう人なんかもう一発でクラクラ、ノックアウトですね。

で、こちらが土曜日から展示する予定のEDGE Pace Maker(エッジ・ペースメーカー)、通称EPMです。

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展示モデルは本日現在アメリカで販売されている以下のモデルになります。

EPM C 6103-1:6'10"マルチパーパスキャスティングロッド、ミディアムライトパワー
EPM C 735-1:7'3"マルチパーパスキャスティングロッド、ミディアムヘビーパワー
EPM C 736-1:7'3"マルチパーパスキャスティングロッド、ヘビーパワー
EPM CB 7104-1:7'10"クランキングロッド、ミディアムパワー
EPM CB 724-1:7'2"クランキングロッド、ミディアムパワー
EPM FC 767-1:7'7"フリッピングロッド、エクストラヘビーパワー
EPM S 6103-1:6'10"スピニングロッド、ミディアム・ライト・パワー

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リールシートにはアルプス社のテックスタッチ・グラファイト・リールシートを採用。トリガーの両サイドにウィンドウを設け、深く切り込みを入れることにより、サミングする親指とトリガーをホールドする人差し指の距離を近づけ、より繊細なサミングコントロール、キャスト時のリストの自由度向上、よりコンパクトなパーミング性を狙った設計。

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リールシート全体を細身に仕上げるだけでなく、リールのホールド性も高めるため、マシンカットのダブルナットリングを採用。さらに、テキサリウムウーブンのインサート(シルバーの部位)を採用するなど、個性と機能が際立つリールシートです。

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そして、アメリカンロッドのマストコンポーネントとも言えるフックキーパーを全機種標準装備。

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これまた昨今のアメリカンロッドらしい小さなバットキャップ。

と言った仕立てでございます。

クリフ・ペイスがエリート戦を戦うためにブランクからデザインに関わり作り上げたロッドがEDGE Pace Makerになります。

アメリカンロッド好きの皆様だけでなく、質実剛健で且つ個性際立つロッドをお探しの方、是非、お立ち寄り下さい。
by bluepeaks | 2017-02-16 17:36 | EDGE

J Custom 2.1

そしてそして、The Keep Cast 2017に展示するロッドの続きですが、J Custom 2.0をマイナーチェンジしたJ Custom 2.1を展示します。

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ブランク、グリップ、ガイドなど、ロッドの特徴を決定付けるメインコンポーネントについては一切変更ありませんが、機能性とデザインの点において、以下の4つの変更を加えさせて頂きます。

1.全モデルにフックキーパーを採用。

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2.キャスティングモデルの場合、エンドキャップをラウンド形状のEVA、または、ラバーコルクに変更。なお、ラバーコルクは、ブランクのウェイトを考慮し、ヘビーパワー以上のロッドや7フィート超のロッドのみ。

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3.リールシートのフードリングをPFR、ならびに、スピニングモデルで使用していた軽量ローレットリングに統一

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4.上記の変更に伴い、バージョンをJ Custom 2.1とし、これにあわせバットのデザインを変更

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これらが主な変更点になります。

今期、J Custom 2.1に加わる新モデルは、現段階では特に予定しておりません。2017年は、2016年末時点において提供していたモデルを継続して提供して行きます。以上でございます。


・・・と国内は、順調に準備が進んでおりますが、問題は工場を移設したばかりの・・・






実は、本日現在、未だ展示予定のEDGEニューモデル"Pacemaker"(ペースメーカー)が届いていないという・・・

いつもの展開でございます。

明日の朝、全てが判明します。

乞うご期待!
by bluepeaks | 2017-02-15 17:45 | Jカスタム

ACR73MH

NFXに続き、今シーズン、新たにリリースするロッドがACR73MHとなります。

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ACR73MHは、昨年末から提供を開始したハイブリッドS2を使ったグラスコンポジットロッドACRシリーズのビッグブラザーに位置付けられるロッドで、オフショアでのファーストムービングルアーの釣りを全方位的に支えるロッド。

既にリリース済みのACR66ML、ACR69M、ACR70MHがショートレンジでの巻き釣りを想定しているのに対して、ACR73MHは、

ロングキャスト
オフショア
巻き

をキーワードとするロッド。

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クランクベイトなら3m前後のミッドレンジダイバーからディープダイバー、
スピナーベイトなら1/2オンスから1オンスまでのダブルウィローやタンデムウィロー、
さらに、スイミングジグ、テキサスのスイミング含めたソフトスイムベイトに

こうして推奨ルアーだけを見ると、既にリリースしている低弾性カーボンのPCR71MH、PCR71MH Extra Powerと重なっているように思えますが、両者の使い分けのポイントは、ウィードを含めたストラクチャーへのコンタクトのさせ方と、バイトの質への対応。

ストラクチャーにハードにヒットさせ、より強いリアクションを引き出し、アングラー自らの意思で自発的に掛けていく、そんなアクティブな(能動的な)巻きの釣りならば低弾性カーボンを使ったPCRシリーズを、

ウィード含めたストラクチャーへのコンタクトはソフトにし、解して、躱して、追尾型のバイトさえも乗せてしまうような、常に「聞きながら」巻くリアクティブな(受動的な)巻きの釣りならばハイブリッドS2を使ったACR73MHを、

お薦めしたいと思います。

3機種ともThe Keep Cast 2017の会場には展示しておりますので、是非、実際、手に取って素材の違いによる味付けの差を体感して頂ければと思います。
by bluepeaks | 2017-02-14 18:12 | Jカスタム

NFX(part2)

汎用性を重視したマルチパーパスなロッドを目指したNFX。そのため、モデルネームも極めてシンプルな番手設定を採用しました。キャスティングモデルなら"Casting"の頭文字Cが来て、続いてロッド長、最後にパワーという並びです。

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ルアーフィッシングを志向するフィッシャーマンなら誰しもが一切の説明なしに、瞬時にそのロッドのスペックを推測することが出来る、もはや説明不要のモデルネームかと思います。

さらに、モデルネームをシンプルにするだけでなく、視認性を向上するため、モデルネームのプリントサイズも意識的に大きくしました。例えば、ボートデッキの上とか、車のストレージとか、複数あるロッドの中から使いたいロッドを迷うことなく瞬時に選び出せるようにする、そんなことを考えてデザインしました。

また、ハードベイトとソフトベイト、双方の釣りを想定し、全モデルにフックキーパーを採用しました。

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エンドにはラバーコルクを採用。

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週末のThe Keep Cast 2017では

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C66M
C66MH
C70M
C70MH
S62L
S66ML
S70MH

の6モデルを展示する予定です。
by bluepeaks | 2017-02-13 16:57 | Jカスタム

NFX (part1)

ゲイリーが作り出す真の良質なアメリカンブランクの素晴らしさを、より多くの釣り人に体感してもらう・・・

そんなコンセプトから生まれた2017年のニューモデルがNFXです。

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NFXはNorth Fork Experienceの頭文字を取ったもので、Experienceとは「経験」とか、「体験」と言った意味

そう、NFXは、ゲイリーが作り出すブランクの素晴らしさを、より多くの釣り人に体感してもらう、そんなデザインコンセプトそのものを込めたネーミング。

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Jカスタム2.0が細分化された日本の釣りに特化したスペシャリティロッドであったのに対して、NFXは汎用性を追求したマルチパーパスなロッド。

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今季はキャスティングロッドが5モデル、スピニングモデルが3モデルからスタートする予定です。

モデル毎の説明は追ってこの場で紹介させて頂きます。
by bluepeaks | 2017-02-10 14:31 | Jカスタム

インチ

ルアーフィッシャーマンならば誰もが聞いたことがある長さの単位インチ。でも、実は、それが2.54センチであることは意外と知らなかったりするもんです。

それにしてもメートル法に慣れしたんだ身としては、2.54とはホント中途半端な長さに感じられる訳です。

で、そもそも何で2.54センチ程度のものを単位として採用したのか、その経緯を調べてみました。

以下wikipediaからの引用です。

元々のインチは、男性の親指(爪の付け根部分)の幅に由来する身体尺だったとされている。古代ローマにおいて、フィートと関連づけられてその12等分した長さが1インチとされた。

インチ (inch) という言葉の語源は、ラテン語で「12分の1」を意味する uncia であり、質量の単位であるオンスと同一語源である。古英語の ynce(ユンチェ)を経て、inch となった。

また、親指の幅であることから「親指幅」とも呼ばれた。現在でも、多くの言語でこの単位は「親指」という言葉に似た、または同じ名称で呼ばれている。


だとか。

男性の親指(爪の付け根部分)の幅=1インチ

なので、自分の親指の爪の付け根の幅を測ってみたら2.3センチ。

あなたの1インチは何センチですか?

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by bluepeaks | 2017-02-08 11:17 | 四方山