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カテゴリ:カスタムロッド( 44 )

コルクグリップ

天然素材ならではのしっとりとした質感がたまらないコルクのグリップ。機能云々もさることながら、その風合いが愛される理由ではないでしょうか。コルクは、コルク樫と呼ばれる樫の木の樹皮を原料とするもので、ポルトガル、スペイン、イタリアと言った、いわゆる「地中海性気候」の土地で産出されるものです(詳しくはこちらで)。

コルクは、品質に応じて細かく等級分けがなされていて、木目が細ければ細かい程、品質は良いものとされています。コストと流通量から決してマスプロダクション品には採用されることはないと思いますが、中にはAAAAA(ファイブエー)などと呼ばれる高級コルクも流通していて、カスタムロッドであればこれを使うことも可能。一般に使われているコルクとどの位違うかと言うと、以下のような感じです。

a0183304_2159136.jpg


写真ではちょっとわかりにくいかも知れませんが、左側が通常日本で入手することが出来るコルク。これでもAAAとして販売されているものです。パテ埋めの跡も見て取れると思います。

そして、右側がAAAAAです。このロッド、誇張なしに既に10年以上使用しているものです。にも関わらず、この木目の細かさを維持し続けています。勿論、パテ埋めの跡など一切ありません。なので、いわゆる「目抜け」なんてものは何年経っても出て来ません。

ロッド1本分、AAAAAのコルクを使用した場合、コルク代だけで軽く5千円は超えてしまうので、複数のロッドを常に使い続けるバス・フィッシングには、あまりに贅沢過ぎると思います。しかし、やろうと思えばこうしたAAAAAを使うことも出来ます。まぁ普通は、高価なフライロッドですけど。

因みにコルクは、オランダ語だそうです。スペルは"kurk"。これが英語になると"cork"で、発音は、コカ・コーラの英語読み"coke(コーク)"と一緒。日本に伝わってきたルートによって、いろいろな国の言葉が生活の中に入り込んでいるので、いざ外国人とコミニュケーションしようとすると、これが凄い面倒。
by bluepeaks | 2011-08-31 22:50 | カスタムロッド

巻き物用ロッド

MB705という7フィートのMH表示、ルアーウェイトが1/4から3/4オンスのブランクがあります。マテリアルの違いでそれぞれHM、IM、SMと用意されているのですが、このSM、MB705-1(SM)が巻き物用ロッドとして素晴らしく調子良く、個人的に超が付くお気に入りです。琵琶湖の某有名ガイドさんからも「今のスポンサー契約がなかったら是非とも使いたい」とまで高評価を頂いたブランクです。

何をどう考えて、そこに行き着いたのか、売り手としても、是非ともその理由というか、背景をお聞きしたい、と思わせるようなご購入の仕方をされるお客様が稀にいて、先日も1点指名買いで「MB705-1(SM)を送って」と、ご注文頂きました。「うーん・・・デキル」というよりも、その絞込みに「うわ、スゲェ」という感じになります。

そんなお気に入りのサンプルロッドを今組んでいます。
by bluepeaks | 2011-07-04 09:50 | カスタムロッド

テストというけれど・・・

製品開発にあたり、いろいろなメーカーさんが独自にテストを繰り返していることと思いますが、昨今の日本のバス釣り環境を考慮すると、テストと呼ぶに相応しい十分な釣行を確保すること自体が難しいのではないか?と思います。ここで言う釣行とは、単に「釣りに行った回数」ではなく、テストロッドで、ヒットさせた魚の数、フッキングした魚の数、ランディングした魚の数、という意味です。これが、昨今の数が釣れない環境の中では、難しいのでは?と思うのです。

私自身、フリッピング・ロッドをテストするために、先週北の楽園「八郎潟」に行って来ましたが、2日間で釣れるバスの数はせいぜい30匹とか40匹。これでも日本では十分多い方なんですが、開発クランクの開発学さんから聞くレイクフォークや、レイクファルコンの釣れっぷりや、サイズ、フィールドの多様性などと比べてしまうと、これはもう圧倒的に数が足りない、と思うのです。

良くアメリカン・ロッドは丈夫、などと言われますが、レイクファルコンなどのアメリカの楽園で、複数のフルタイム・ガイドが、数ヶ月間にわたり、酷使し続ければ、そりゃカイゼン点の洗い出しは隅々まで行えるってものです。ノース・フォーク・コンポジットは、ブランクメーカーであるため、ロッドメーカー越しにインプットを受けることが殆どではありますが、やはりこうしたテストを経て、製品化されるブランクは、触っただけでは計り知れない、皆さんの想像を遥かに超える強さを内に秘めています。

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ワールドワイドなさすらいの怪魚ハンター武石憲貴さんのテストもいよいよ最上位機種に移行した様で、メーター・オーバーの草魚による「ストレステスト」においても、ノース・フォーク・コンポジットの9パワーのブランクは、しっかりと、キッチリと仕事をしているようです(って言うか、もともとバス用のブランクなんですけど・・・)。その大胆なテストに圧倒されます。詳しくは武石さんのブロブで
by bluepeaks | 2011-06-29 08:51 | カスタムロッド

トリガーレス

1点ワンオフモノとして尖ったロッドに採用されていることが多いトリガーレスグリップ。オーバーヘッドやアンダーハンドなのでは、今ひとつ不安が残るものの(事実、ロッドごと投げてしまった・・・なんて話も聞きます)、ピッチングに限って言えばトリガーとの「当たり」がないため、長時間使っていても指が痛くならない(当たり前か!)。ニッチですけど、こういうところに活躍の場があるようです。

ただ、より広い視野で見た時、どの程度、このトリガーレスを求める声が市場にあるのか、それがよくわからないのもまた事実。だいたいピッチングだけで釣りが成立するフィールドって日本にいくつある・・・という感じです。そんな中ではありますが、自分で削るには余りにも大変過ぎる、という声もあり、とりあえず、ということで、サンプルを作ってみました。

a0183304_825498.jpg


サンプルを手にして感じることは、オーバーヘッドでも、アンダーハンドでも、がっちりとしたパーミングではなく、言ってみれば「半パーミング」のようなユルいパーミング風の持ち方であれば、以外と実用に耐えられるような気がします。この前提となるのはロープロファイルのリール。ロープロファイルのリールとピッチングが生み出した派生グリップと捉えておくのが正しいような気がしています。ただし、手持ちのロッドでグリップ形状を揃えた方が無難ですね。ロッドの持ち替えと同時に、下手するとロッド毎、バビューンなんて話もありそうです。

因みにこの色はサーフェイサーの色で下地処理のままです。
by bluepeaks | 2011-06-25 08:25 | カスタムロッド