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ノースフォークコンポジットってどんな会社?(part2)

素朴な疑問の続き

海外だったら安く作れるのにどうして今もコストの高いアメリカ国内でブランクを作っているのか?

カーボンロッドの父と呼ばれるゲイリー・ルーミス。スタートこそ一番ではなかったものの、カーボンという、当時、多くの人にとって未知の存在だった素材を使って、如何にして良質のフィッシングロッドを作るか、その製法を確立したのが紛れもなくゲイリーその人。事実、この功績が認められゲイリーはIGFA名声会に殿堂入りしている

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因みに、世界で初めて炭素繊維をフィッシングロッドに使用したのは当時ワシントン州に工場を構えていた某社。その後、このロッドメーカーはコスト低減のため、海外へ生産拠点を移転。結果、一時的にコストは下がり、利益は増えたものの、同時に開発力が著しく低下。年々、事業規模を縮小し、最後は同業他社に買収され、今日に至る(こう振り返って見てみると、生き残りのカギはコストカットよりも開発力だったのかも知れない・・・と)

そんな研究熱心でパイオニア精神溢れる先駆者であるからこそ、ロッド、それも、ブランク作りに関して、人並み以上の強いこだわりがあって当然。今でもその精神に変わりはなく、現状に満足せず、常により良い素材、より良い製法を探し続けている。つまり、研究開発、R&D。

これって、自分の近くでないと出来ないよね

これが理由の一つ

でも、これだけじゃない

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ブランク作りのキモは素材と製法。正しい素材を正しい作り方で作ること。素材がいくら良くても、作り方が良くなかったら、そこそこのモノしか作れないし、逆に、製法がいくら良くても、素材が良くなかったら、やっぱりそこそこのモノしか作れない

今日のように物流が発達し、情報が蔓延する世の中になっても、ベスト・オブ・ベストな、より良いモノを作ろうと思ったら、居場所はとても大事。なぜなら本当に大事な情報というものは、今も昔も、信頼出来る人のネットワークを介してやってくるもの。さらに、そうして得られた情報であっても、最終的な良し悪しというものは、結局のところ、自分の目で見てみないと判断出来ないもの。だから、何処で仕事でするか、ということがとても大事

ゲイリーの住むアメリカ合衆国ワシントン州は、世界最大の航空機メーカー、ボーイング社があるところ。炭素繊維の最大の顧客と言えば航空機産業。言ってみれば世界中から最新のテクノロジーが集まってくる磁場みたいな場所。そんなワシントン州でロッドビジネスを興し、40年間、キャリアを積み上げて来た結果のネットワークがそこにある

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例えば、ノースフォークコンポジットの創業間もない2009年にこんなことがあった

ある世界的な化学メーカーが従来品と比べ、粒子が細かく、浸透性の高い樹脂を開発。このメーカーは、製品の正式リリースに先立ち、この樹脂と繊維の相性をリサーチすべく、様々な産業界の第一人者へテストを依頼。そのうちの一人がゲイリーだった。ゲイリーはその試材をテスト。メーカーには結論をNOと伝えた。少なくともフィッシングロッド向きではない、と。理由はこう

「粒子が細かいから浸透性が高い。だから、浸透し過ぎて、結果、今までより重くなる。軽量化するための炭素繊維にどうして重くなる樹脂を使う必要があるのか?」

2010年、その樹脂を使ったフィッシングロッドが市場に一斉に出てきた・・・

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しかし、一時的には注目を集めていたが、以降、その樹脂を使った製品は増えていない

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こうした「地の利」に加えて、アメリカという国が大好き、というゲイリーのパーソナリティーも関係している。ゲイリーは国に貢献したい、という気持ちを今でも強く持っている。「国に貢献」って僕ら日本人にはイメージしづらい感情かもしれないが、今でも多くのアメリカ人が、特に、年配者が抱いている感情

"Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country."

とは、ジョン・F・ケネディの有名な演説の一節で「国が何かしてくれるのかを問うのではなく、国のために何が出来るか、これを考えて欲しい」ということ。そんなケネディと同じルーツを持つ、アイルランド系移民の子孫であるゲイリーがアメリカという国に貢献するため、国内生産に拘り、国内で雇用を生み出したいと願う気持ちは、極めて自然なことなのかもしれない

そんな幾つかの思いが重なりあった上での決断がアメリカ国内での生産

でも、一番は大きいのはやはり研究開発だろう

だから、アメリカ合衆国ワシントン州ウッドランドなのだ
by bluepeaks | 2017-11-04 15:52 | 四方山