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コスメとグリップ

さて、1日空いてしまいましたが、最後に決めるべきことがコスメとグリップになります。これはもう好みを優先させて楽しんだ方がいいです。ただ、余りにもはしゃぎ過ぎると部品代がかさむので、ほどほどに。

このフェーズで注意すべき点を上げるとするならば、取りうるグリップの構造を理解しておくことでしょうか。

グリップには構造的に異なる2つの組み方があって、一つはオフセット、もう一つがブランクスルーと呼ばれているものです。

オフセットグリップとは、ブランクとは別に、テーパーのついていないカーボンパイプを用意し、そのパイプにリールシートとグリップを取り付け、そのパイプ上部からブランクを挿し込み、接着する方法です。パイプを継ぎ足すため、ロッドの全長調整が可能で、且つ、手元の剛性感がアップするメリットがあります。日本製ロッドの多くで採用されている方法です。

これに対して、ブランクスルーとは、ブランクそのものにリールシートとグリップを直接接着する方法です。メリットはなんと言ってもブランクとの「一体感」。ブランクそのものの性能を余すところなく堪能するものです。市販されているアメリカンロッドの殆どがこれです。ただ、ブランクスルーの場合、注意しなければいけないのは、ブランクが柔らかい時です。ブランクに直接リールシートとグリップを接着するため、大きな負荷がかかった時、ブランクと共にグリップ部も湾曲します。ファイト中、実際に握っているのはリールシートであり、リールシート自体は剛性が保てていますから、実用上大きな問題とは言えないかも知れませんが、手元がたわむので、気になると言えば気になります。逆に、フライロッドの場合、グリップごと曲がるその感覚を楽しんだりするものですが。

という様にどちらか一方が正しいという訳ではないので、まずは各々のメリットとデメリットを正しく理解した上で、ビルダーさんと相談しながら決めれば良いでしょう。

ということで、非常にざっくりとした説明ではありますが、これにて「はじめてのカスタムロッドオーダー」を終わりにしたいと思います。ビルダーさんに頼む場合でも、それなりに考えるべきポイントがあるもので、そんなこんな考えているだけで、今までとはロッドの見方も変わってくるはずです。1本作り終わる頃には、立ち位置が変わっているはずです。
by bluepeaks | 2012-04-09 16:57 | カスタムロッド