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ミクロで見る湿度管理の大切さ

ノース・フォーク・コンポジットのブランクは、アメリカ合衆国ワシントン州ウッドランドの工場で製造されています。この工場には、人の出入りが厳重に管理された部屋が2つあります。1つは、カーボン・ペーパーをパターン(型紙)に合わせカットするカッティング・ルーム。そして、もう1つが、以前にも紹介したカーボン・ペーパーをマンドレルに巻き付けるローリング・ルームです。

デザイン・パターンと門外不出のローリング・マシン、まさにノース・フォーク・コンポジットの価値の源泉なだけに、技術の流出を防止する観点から入退出管理がなされている訳なのですが、実はこれだけではなく、湿度管理の観点からも入退出が管理されています。半導体のクリーン・ルームとまでは言いませんが、ドアは二重化され、部屋は常に湿度が一定になるよう管理されているのです。

では、何のために湿度を管理しているのか?

カーボン・ペーパーをマンドレルに巻く際、なくてはならないものに、"resin(レジン)"と呼ばれる接着剤があります。このレジン、ゴワゴワしたカーボン・ペーパーを細ーいマンドレルに巻く時には、必要とされるものなのですが、いざ巻き終えてしまうと、その後の仕上がりに様々な影響を及ぼす厄介者。製造途中では必要でも、最終製品においては、不純物と見なされてしまう可哀想な存在。

そうした悪さを働く、最終的には不純物扱いされてしまうレジンを、使ったとしても必要最低限の量に留めよう、とするのが、良く巷で言われている「低レジン」。ブランクの質を高い次元で安定させるためのアプローチと言えます。

このレジンが悪さを働くのですが、より正確に言えば、悪さを働くのはレジンではなく、レジンの表面に付着するごくごく小さな空気の泡、気泡が悪さを働くのです。

レジンは接着剤です。接着剤であるため、粘度があります。ベトベトしています。粘度があるため、その表面には気泡が付着しやすくなります。この気泡が付着したままの状態で、カーボン・ペーパーをマンドレルに巻くと、気泡をカーボン・ペーパーとカーボン・ペーパーの間に閉じ込める事となります。この閉じ込められた気泡が、ブランクのしなやかさと、強度を著しく低下させているのです。

気泡が入っていないカーボンが良くしなり、強度も高いことを、実は皆さん、既に経験的に知っています。フルソリッドです。フルソリッドのブランクは折れにくいです。しかも、大変良く曲がります。なぜならば、気泡が入っていないからです。もしくは、入っていたとしても極々少量だからです。が故に、あのようなしなりと、あのような強度が出るのです。ただ問題は重さです。

こうしたミクロレベルの気泡の付着をも出来るだけ排除するために、ノース・フォーク・コンポジットでは、レジンに気泡が付着しにくいよう、作業場の湿度をある一定の湿度に保ち、その部屋の中で、超高圧ローリング・マシンで気泡を押し出すような巻き方で、カーボン・ペーパーを巻いているのです。言ってみれば超高圧ローリング・マシンも気泡を抜くためのもの。チューブラーですが、この程度の曲げ(↓)であれば何ともありません。

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圧力のコントロールこそが全て、とも言えるブランク作り。この辺りの開発の背景とGaryの取り組みについては、エピソード3にも記載してあるので、ご一読頂ければと思います。

いつも簡潔に、と心がけているのですが、伝えたいことがあるとどうしても長くなって(熱くなって)いけませんね。
by bluepeaks | 2011-06-05 15:11 | ブランク